「世界遺産の塩田　スペイン・イビサ島の海塩」は、２７００年以上前からシンプルな伝統製法で作られています。スペインの太陽と心地良い風、地中海一美しいと言われるイビサ島の海水を使い、天日干しと、粉砕工程には昔ながらの石臼を使用。もちろん精製せず、添加物も一切加えないため、自然な味わいがあり、日本料理にも相性抜群です。

　島では、昔から変わらず、オーガニック食材を地産地消し、エコロジーな生活が営まれています。美しい自然と、そこに残された遺跡や文化が大切にされてきたイビサ島は、文化・自然遺産が共存する複合遺産（世界遺産）として認められています。

　また、島周辺の海底には、海草（固有種）－ポシドニアが生えていて、島を守り、海をきれいに浄化してくれています。しかし、近年、イビサ島の観光化が進み、ポシドニアの急速な減少が問題視されています。伝統的な海塩作りにも欠かせない存在である植物の減少は、私たち人間に対する地球からのメッセージにも思えるのです。観光化が進む以前の、自然と調和した生活だけでは、この問題はなかったはず。私たちが島の海塩を使い続け、少しでも多くの方々に、地球環境・動植物と調和したものの美しさと、美味しさを体感し、喜んでいただくことが第一の使命だと思います。