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2010年9月1日
マナ農園への旅 reported by Emily Canosa
アースデイマーケットに8月9日から、およそ一ヶ月間。アメリカはミシガンから嬉しい仲間がやってきてくれています。
彼女の名前はエミリーさん。ミシガンで学生をしていて、専攻は日本研究。その中で彼女が見つけたテーマは環境と農業。
研究の為にアースデイマーケットにインターンに来てくださいました。彼女はアースデイマーケットと、その周辺にある
コミュニティを知りたいと言いました。そこで、アースデイマーケットの参加者の中でも特徴的なコミュニティに取材に
行ってもらうことにしました。今回はその1件目。茨城県は石岡市。ひとつの自治体からアースデイマーケットに出店
される農家さんの数は現在5件でトップです。その中で、今回WWOOFなどで海外交流豊富な大津さんのマナ農園さんに
取材に行っていただきました。
以下、エミリーさんのレポートです。
この日マナ農園に集まったのは、有機農家のマナ農園の大津謙さん、たまたま取材に来ていたテレビ朝日のカメラスタッフの方、香港から訪ねて来ている二人のWWOOFというオーガニック農業体験の組織の参加者、そして私。低いテーブルの周りで木箱の上に座りながら、5人はお菓子とお茶をいただきながら談話をしていました。マナ農園の大津さんが隣に座っていたテレビ朝日のディレクターに頼みました。正直な笑顔で、「有機農業のドキュメンタリーを作って。そうしたら、いいなぁ」と大津さんが言いました。私は彼に聞きました、「そんなドキュメンタリーがあったら、何を伝えたいですか?」。大津さんは少し考えた後でこう答えました、「有機農業とは何なのか、有機農場はどんな所なのか、有機農家はどんな人達なのか、有機農家の生活はどんなものなのか。そういったことを伝えたい」。この記事は私が訪ねたマナ農園の例を通して、ほんの少しその大津さんにとって重要な有機農業についてお伝えしたいと思います。
朝早く、大津さんが石岡駅から最寄りのバス停まで私を迎えに来てくださいました。車の窓から見える石岡の素晴らしい景色を背景に、大津さんから農業について話を聞かせていただきました。大津さんによると、日本の全国で460万ヘクタールが農地にとして使われています。その460万ヘクタールの中で、8000ヘクタールしかJASのオーガニック免許を持っていません。海外では日本の有機JASという免許を持っている農場は日本全耕作面積の約半分240万ヘクタールになるそうです。「日本のスーパーなどでJASマークがある商品を見ると、その多くが海外から輸入された商品です」と大津さんは言います。そうは言っても、マナ農園にある茨城県の石岡市では有機農業が盛んです。35年程前にたまごの会(現:暮らしの実験室)という会が石岡にはじめて設立され、その会で有機農家さんがお互いに頑張ったり、支援しあったりしました。たまごの会の参加者の中には、農家として徐々に力をつけ、自分の有機農場をスタートした人も少なくないそうです。そんなすてきな同じ志をもった仲間が数多くいる所では、有機農業という特殊なスタイルに必要なサポートが得られやすいと私は思いました。「隣の畑が農薬を使ったら、皆さんは怒りますか?」と私が聞くと、大津さんは「逆です。我々有機農家はまだ非常に少数派ですから」と答えました。有機農業に従事している仲間が多くいる場所でも、良い事ばかりではなく、現代の日本特有の様々な課題もあるようです。
課題があっても、大津さんは有機農業の日々を楽しんでいます。車で大津さんの自宅に到着すると同時に、愛犬が喜んで挨拶をしに来ました。伺った水曜日は来客が多く、香港から来たWWOOFの二人とテレビ朝日の方もいました。テレビ朝日のカメラスタッフの方は、先週の日曜日のアースディマーケットを取材で訪れ、マナ農園が気に入ったので今回農場を見学に来たのだそうです。私たちが畑から採れたばっかりの野菜の袋詰めの仕事をしたり、いろいろな会話をしたりしている所を彼女に撮影していただきました。大津さんはこれまで様々な仕事をして、多くの国に住んだことがあるそうですが、有機農業が一番楽しいそうです。また、その国際的な経験を生かして、大津さんはWWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms) に参加することを通して、多文化交流を促進したいのだそうです。もちろん、日本人のWWOOFの参加者(ウーファーと呼ばれている人)もマナ農園を訪れ、全体の半分ぐらいの数を占めます。「だれでもここに来る理由を持っています。どんな理由であっても、楽しい時間を過ごすことができます」と大津さんが言いました。
愉快なお茶の休憩のあとで、マナ農園の一つの畑で草取りをしに行きました。ウーファーと一緒にトラックに乗って、笑いながら石岡の田園地方を進むのは気持ちが最高でした。 畑では皆が箱を手に取って、ネギの間に生えている雑草の草取りをしながら大津さんのお話をうかがいました。大津さんによると、日本では輸入された餌を食べている鶏は非常に多いです。大津さんは国内の遺伝子組み換えのされていない材料を使って、鶏のために餌を配合し、消化を良くするために発酵させることもしているそうです。大津さんは「有機農業にとって、チームワークは大切です」と言われました。農家の家族のチームワークだけではなく、地域の農家、近所の人、お客さんとのチームワークも大事だと言われました。「お客さんのこと、お客さんのニーズを分かりたい」と大津さんは述べました。お客さんの顔を見たり、話したりできるアースディマーケットでは、大津さんはお客さんのことを少しでもよく分かるように頑張っています。
お昼ご飯は、大津さんの仲間で、アースディマーケットにも出店しているくわはら農園さんの家をお訪ねしました。ほとんど畑から採れた食材を使って、ゴーヤチャンプル、新鮮なトマト、冷やしそうめん、大津さんの奥さんあやこさんが焼いたマナ農園のカボチャと卵からできたスコーンなどもあり、とても美味しくて季節的な昼食を楽しめました。桑原治子さんにどうしてオーガニック農業をするのですかと聞くと、桑原さんは「有機農業ではなかったら、農業したいと思わない」と答えました。「有機ではなかったら、持続可能性がありません」と付け加えました。大津さんは「持続可能というのは環境やビジネスのことだけではなく、まずは農家のことです。たくさん農薬などを使ったら、農家が病気になることは非常に多いのです」と説明しました。石岡ではタバコを育てている農場が多く、大津さんは何回もタバコの農家さんが病気になってしまう所を見てきました。こんな有機農家さんたちが自分のために、お客さんのために、地球のために頑張っています。
まじめな話ばかりではなく、大津さんは積極的に面白い話も語ってくださいました。すくっと立ち上がり、おどけた仕草で種まきを失敗した時の様子を演じてくださいました。なぜマナ農園の野菜がそんなに美味しいのかと考えた時、大津さんの暖かい笑顔と環境や人々に対する優しい気持ちが十二分に入っているからだと私は感じました。
彼女の名前はエミリーさん。ミシガンで学生をしていて、専攻は日本研究。その中で彼女が見つけたテーマは環境と農業。
研究の為にアースデイマーケットにインターンに来てくださいました。彼女はアースデイマーケットと、その周辺にある
コミュニティを知りたいと言いました。そこで、アースデイマーケットの参加者の中でも特徴的なコミュニティに取材に
行ってもらうことにしました。今回はその1件目。茨城県は石岡市。ひとつの自治体からアースデイマーケットに出店
される農家さんの数は現在5件でトップです。その中で、今回WWOOFなどで海外交流豊富な大津さんのマナ農園さんに
取材に行っていただきました。
以下、エミリーさんのレポートです。
この日マナ農園に集まったのは、有機農家のマナ農園の大津謙さん、たまたま取材に来ていたテレビ朝日のカメラスタッフの方、香港から訪ねて来ている二人のWWOOFというオーガニック農業体験の組織の参加者、そして私。低いテーブルの周りで木箱の上に座りながら、5人はお菓子とお茶をいただきながら談話をしていました。マナ農園の大津さんが隣に座っていたテレビ朝日のディレクターに頼みました。正直な笑顔で、「有機農業のドキュメンタリーを作って。そうしたら、いいなぁ」と大津さんが言いました。私は彼に聞きました、「そんなドキュメンタリーがあったら、何を伝えたいですか?」。大津さんは少し考えた後でこう答えました、「有機農業とは何なのか、有機農場はどんな所なのか、有機農家はどんな人達なのか、有機農家の生活はどんなものなのか。そういったことを伝えたい」。この記事は私が訪ねたマナ農園の例を通して、ほんの少しその大津さんにとって重要な有機農業についてお伝えしたいと思います。
朝早く、大津さんが石岡駅から最寄りのバス停まで私を迎えに来てくださいました。車の窓から見える石岡の素晴らしい景色を背景に、大津さんから農業について話を聞かせていただきました。大津さんによると、日本の全国で460万ヘクタールが農地にとして使われています。その460万ヘクタールの中で、8000ヘクタールしかJASのオーガニック免許を持っていません。海外では日本の有機JASという免許を持っている農場は日本全耕作面積の約半分240万ヘクタールになるそうです。「日本のスーパーなどでJASマークがある商品を見ると、その多くが海外から輸入された商品です」と大津さんは言います。そうは言っても、マナ農園にある茨城県の石岡市では有機農業が盛んです。35年程前にたまごの会(現:暮らしの実験室)という会が石岡にはじめて設立され、その会で有機農家さんがお互いに頑張ったり、支援しあったりしました。たまごの会の参加者の中には、農家として徐々に力をつけ、自分の有機農場をスタートした人も少なくないそうです。そんなすてきな同じ志をもった仲間が数多くいる所では、有機農業という特殊なスタイルに必要なサポートが得られやすいと私は思いました。「隣の畑が農薬を使ったら、皆さんは怒りますか?」と私が聞くと、大津さんは「逆です。我々有機農家はまだ非常に少数派ですから」と答えました。有機農業に従事している仲間が多くいる場所でも、良い事ばかりではなく、現代の日本特有の様々な課題もあるようです。
課題があっても、大津さんは有機農業の日々を楽しんでいます。車で大津さんの自宅に到着すると同時に、愛犬が喜んで挨拶をしに来ました。伺った水曜日は来客が多く、香港から来たWWOOFの二人とテレビ朝日の方もいました。テレビ朝日のカメラスタッフの方は、先週の日曜日のアースディマーケットを取材で訪れ、マナ農園が気に入ったので今回農場を見学に来たのだそうです。私たちが畑から採れたばっかりの野菜の袋詰めの仕事をしたり、いろいろな会話をしたりしている所を彼女に撮影していただきました。大津さんはこれまで様々な仕事をして、多くの国に住んだことがあるそうですが、有機農業が一番楽しいそうです。また、その国際的な経験を生かして、大津さんはWWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms) に参加することを通して、多文化交流を促進したいのだそうです。もちろん、日本人のWWOOFの参加者(ウーファーと呼ばれている人)もマナ農園を訪れ、全体の半分ぐらいの数を占めます。「だれでもここに来る理由を持っています。どんな理由であっても、楽しい時間を過ごすことができます」と大津さんが言いました。
愉快なお茶の休憩のあとで、マナ農園の一つの畑で草取りをしに行きました。ウーファーと一緒にトラックに乗って、笑いながら石岡の田園地方を進むのは気持ちが最高でした。 畑では皆が箱を手に取って、ネギの間に生えている雑草の草取りをしながら大津さんのお話をうかがいました。大津さんによると、日本では輸入された餌を食べている鶏は非常に多いです。大津さんは国内の遺伝子組み換えのされていない材料を使って、鶏のために餌を配合し、消化を良くするために発酵させることもしているそうです。大津さんは「有機農業にとって、チームワークは大切です」と言われました。農家の家族のチームワークだけではなく、地域の農家、近所の人、お客さんとのチームワークも大事だと言われました。「お客さんのこと、お客さんのニーズを分かりたい」と大津さんは述べました。お客さんの顔を見たり、話したりできるアースディマーケットでは、大津さんはお客さんのことを少しでもよく分かるように頑張っています。
お昼ご飯は、大津さんの仲間で、アースディマーケットにも出店しているくわはら農園さんの家をお訪ねしました。ほとんど畑から採れた食材を使って、ゴーヤチャンプル、新鮮なトマト、冷やしそうめん、大津さんの奥さんあやこさんが焼いたマナ農園のカボチャと卵からできたスコーンなどもあり、とても美味しくて季節的な昼食を楽しめました。桑原治子さんにどうしてオーガニック農業をするのですかと聞くと、桑原さんは「有機農業ではなかったら、農業したいと思わない」と答えました。「有機ではなかったら、持続可能性がありません」と付け加えました。大津さんは「持続可能というのは環境やビジネスのことだけではなく、まずは農家のことです。たくさん農薬などを使ったら、農家が病気になることは非常に多いのです」と説明しました。石岡ではタバコを育てている農場が多く、大津さんは何回もタバコの農家さんが病気になってしまう所を見てきました。こんな有機農家さんたちが自分のために、お客さんのために、地球のために頑張っています。
まじめな話ばかりではなく、大津さんは積極的に面白い話も語ってくださいました。すくっと立ち上がり、おどけた仕草で種まきを失敗した時の様子を演じてくださいました。なぜマナ農園の野菜がそんなに美味しいのかと考えた時、大津さんの暖かい笑顔と環境や人々に対する優しい気持ちが十二分に入っているからだと私は感じました。
2010年8月12日
家庭内自給率アップ!〜稗ぇ〜!稲ぇ〜!〜
家庭内自給率アップを目指して、アースデイマーケットの出店農家さん千葉県香取郡東庄町の「自然村たなごころ 〜掌〜」さんの所に行き始めて、9ヶ月。昨年12月の開墾から田植え、草取りなどボクの友人17人が入れ替わり立ち代わり、田んぼにお邪魔しながら稲作を勉強させて頂いております。ボク自身、今のところ7回田んぼに行っています。一応言い出しっぺなので、行っている回数は辛うじてメンバー中、トップです。
2枚の田んぼを借りていて、凡そ2反ほど。片方の田んぼの稲は緑が濃く元気いっぱい。でも緑が濃すぎるのは窒素が多いせいで味が落ちる可能性があるようです。もう1枚は黄緑色、コチラは雑草の根を切ることが出来ず分厚い雑草の根っこの層の上に稲をお邪魔させて頂いているような場所もあったりで、ひたすら雑草と真っ向勝負です。この雑草の中に雑穀の一つでもある稗(ヒエ)という植物がいます。お米といっしょのイネ科の植物です。イネ科って以外といっぱいあるんです。今が旬のトウモロコシも、竹もイネ科です。茎がなんとなく似てますね。
そんな稗のすごいところはイネ科だからなんでしょうか?とってもお米の稲と似ているのです。どれくらい似ているか。草取り開始当初は茎の根元が赤みがかっていることしか、当初違いがわかりませんでした。ほんとうに似ています。参加者の中には稗だと思って稲を抜き、稲だと思ってその周りの草を抜きながら、稗を絶好の立地にしてしまうなど、大混乱がおきました。段々稲がどれだかわからなくなり、稗に乗っ取られたのか??と疑いたくなるほどです。事実無根ですが、あまりの類似に稗は稲作と同時に人間に抜かれ続け、だんだんに稲に似てきたのでは?生き残るためには稲に似るしかない!という作業を2,000年も繰り返した結果、この姿に落ち着いたのではないかと思うほどです。そのせいもあり、草丈が腰の高さまでになった稲の林に潜り込むように、雑草を探り出しては抜く作業は炎天下の中、困難を極めました。稗はもちろん、実れば食べられますが、これは一応抜くことにしました。稲に寄り沿っては生え、または稲と等間隔で生えるしたたかな成長ぶりには舌を巻きます。その他にもボクらの田んぼにはざっと主要なもので、5種類くらいの雑草が、イキイキと気持ち良さそうに生えており、これでもかこれでもかとやってもなかなか埒があきません。こうなる前に手を打たなければならなかったのだと、身をもって知ることになりました。
米の花。
生まれて始めて米の花を観ました。フライング気味に花を咲かせているものもありチリチリとした白い花を観ることができました。これが受粉するともみがらの中の米がどんどん膨らみ、あの米になるそうです。成長を見極めるために、いまだいたいどれくらいまでその他の稲が花の準備をしているか、草刈りのついでにうっかり切ってしまった稲の茎を剝いてみました。茎の奥から出て来たのは、真っ白な花のモミの束。これが1日に4センチくらいづつ茎の中を上昇し、茎から出たあとに花開くそうです。花の赤ちゃんであり、米の赤ちゃんを見た時、咄嗟に両手で水を掬うようにこの幼い命を掌に載せました。我が子を抱きかかえるようにと表現しても良いような気持ちになりました。
やはり自分が汗水流して育てたものは、ヒト科であろうと、イネ科であろうと我が子です。農家さんはアースデイマーケットに出店すると、自分の息子や娘が嫁ぐ気持ちになるとおっしゃることがありますが、その気持ちが想像ではなく実感でわかりました。手をかける愛情は、きっと何かを超えます。どんな米であろうと、自分がつくった米がうまいはずです。自分の子どもだからです。だからアースデイマーケットには、お客さんのファンがついてくださるのだと思います。会場で出来た顔見知りの農家さんの野菜が、ある時から知り合いの子になる訳です。それはいつしか友人の子になるかもしれません。親戚の子になる可能性だってない訳ではないでしょう。ぼくらの額から流れる汗を吸って育つ米は、ぼくらの母乳を飲む赤子です。ボクらが手をかけたことが1年を通して、一膳一膳返ってくるのです。ボクらがしたことは、ボクらに返ってくる。これほど理路整然と生きる術は無いでしょう。
生物多様性について以前書きましたが、ボクらが雑草と決めてかかった草たちの個体数はかなり奪ってしまいましたが、彼らの方がずっとうわてでとても敵いません。敵わなくてもよくなりました。青々としげった1枚の方は雑草がほとんどなく窒素が多すぎるようですが 、こっちの雑草とともに育った方は雑草に奪われているせいか、濃い緑ではありません。手をかける量も、おびただしい雑草のおかげでこっちの米の方が思い入れも強くさせてくれます。きっとこっちの方がおいしいのでは?と想像しています。手のかかる子ほど可愛いという論理です。とはいえ、両方の田んぼの子供の成長をボクらは愛情込めて見届けています。乞うご期待(自分)!
そんなボクの借りている田んぼの手刈りの稲刈り&天日干しがマーケットから始まった週末農風の取組みとコラボすることになりました。
詳しくはマーケット会場のチラシや週末農風でご確認ください。
http://www.treep.jp/blog/earthday/2010/04/26223139.html(近日情報公開!)
冨山の長〜いコラムを読んだよ!という一言を添えて頂けるとなお嬉しいです。
2枚の田んぼを借りていて、凡そ2反ほど。片方の田んぼの稲は緑が濃く元気いっぱい。でも緑が濃すぎるのは窒素が多いせいで味が落ちる可能性があるようです。もう1枚は黄緑色、コチラは雑草の根を切ることが出来ず分厚い雑草の根っこの層の上に稲をお邪魔させて頂いているような場所もあったりで、ひたすら雑草と真っ向勝負です。この雑草の中に雑穀の一つでもある稗(ヒエ)という植物がいます。お米といっしょのイネ科の植物です。イネ科って以外といっぱいあるんです。今が旬のトウモロコシも、竹もイネ科です。茎がなんとなく似てますね。
そんな稗のすごいところはイネ科だからなんでしょうか?とってもお米の稲と似ているのです。どれくらい似ているか。草取り開始当初は茎の根元が赤みがかっていることしか、当初違いがわかりませんでした。ほんとうに似ています。参加者の中には稗だと思って稲を抜き、稲だと思ってその周りの草を抜きながら、稗を絶好の立地にしてしまうなど、大混乱がおきました。段々稲がどれだかわからなくなり、稗に乗っ取られたのか??と疑いたくなるほどです。事実無根ですが、あまりの類似に稗は稲作と同時に人間に抜かれ続け、だんだんに稲に似てきたのでは?生き残るためには稲に似るしかない!という作業を2,000年も繰り返した結果、この姿に落ち着いたのではないかと思うほどです。そのせいもあり、草丈が腰の高さまでになった稲の林に潜り込むように、雑草を探り出しては抜く作業は炎天下の中、困難を極めました。稗はもちろん、実れば食べられますが、これは一応抜くことにしました。稲に寄り沿っては生え、または稲と等間隔で生えるしたたかな成長ぶりには舌を巻きます。その他にもボクらの田んぼにはざっと主要なもので、5種類くらいの雑草が、イキイキと気持ち良さそうに生えており、これでもかこれでもかとやってもなかなか埒があきません。こうなる前に手を打たなければならなかったのだと、身をもって知ることになりました。
米の花。
生まれて始めて米の花を観ました。フライング気味に花を咲かせているものもありチリチリとした白い花を観ることができました。これが受粉するともみがらの中の米がどんどん膨らみ、あの米になるそうです。成長を見極めるために、いまだいたいどれくらいまでその他の稲が花の準備をしているか、草刈りのついでにうっかり切ってしまった稲の茎を剝いてみました。茎の奥から出て来たのは、真っ白な花のモミの束。これが1日に4センチくらいづつ茎の中を上昇し、茎から出たあとに花開くそうです。花の赤ちゃんであり、米の赤ちゃんを見た時、咄嗟に両手で水を掬うようにこの幼い命を掌に載せました。我が子を抱きかかえるようにと表現しても良いような気持ちになりました。
やはり自分が汗水流して育てたものは、ヒト科であろうと、イネ科であろうと我が子です。農家さんはアースデイマーケットに出店すると、自分の息子や娘が嫁ぐ気持ちになるとおっしゃることがありますが、その気持ちが想像ではなく実感でわかりました。手をかける愛情は、きっと何かを超えます。どんな米であろうと、自分がつくった米がうまいはずです。自分の子どもだからです。だからアースデイマーケットには、お客さんのファンがついてくださるのだと思います。会場で出来た顔見知りの農家さんの野菜が、ある時から知り合いの子になる訳です。それはいつしか友人の子になるかもしれません。親戚の子になる可能性だってない訳ではないでしょう。ぼくらの額から流れる汗を吸って育つ米は、ぼくらの母乳を飲む赤子です。ボクらが手をかけたことが1年を通して、一膳一膳返ってくるのです。ボクらがしたことは、ボクらに返ってくる。これほど理路整然と生きる術は無いでしょう。
生物多様性について以前書きましたが、ボクらが雑草と決めてかかった草たちの個体数はかなり奪ってしまいましたが、彼らの方がずっとうわてでとても敵いません。敵わなくてもよくなりました。青々としげった1枚の方は雑草がほとんどなく窒素が多すぎるようですが 、こっちの雑草とともに育った方は雑草に奪われているせいか、濃い緑ではありません。手をかける量も、おびただしい雑草のおかげでこっちの米の方が思い入れも強くさせてくれます。きっとこっちの方がおいしいのでは?と想像しています。手のかかる子ほど可愛いという論理です。とはいえ、両方の田んぼの子供の成長をボクらは愛情込めて見届けています。乞うご期待(自分)!
そんなボクの借りている田んぼの手刈りの稲刈り&天日干しがマーケットから始まった週末農風の取組みとコラボすることになりました。
詳しくはマーケット会場のチラシや週末農風でご確認ください。
http://www.treep.jp/blog/earthday/2010/04/26223139.html(近日情報公開!)
冨山の長〜いコラムを読んだよ!という一言を添えて頂けるとなお嬉しいです。
2010年8月9日
8/15 今月はお盆の開催です。
ほんとうに暑い日々が続く中、昨夜からのおしめりは正に天の恵みです。
農家さんもほっとしているのではないでしょうか?代々木で聞いてみたいと思います。
アースデイマーケット8月15日の開催はお盆になりました。お盆なのにこれだけの出店者さんがよく集まってくださったと、本当に感謝です。お客さんも里帰りや行楽で少し少なめになるでしょうから、良いバランスになればと思います。
いろんな種類のナスやカボチャや苦瓜やぶどうなどの果物も出ますよ。お昼ご飯を兼ねてどうぞお越し下さい。
今月の出店者さんは!
http://www.earthdaymarket.com/category/schedule/yoyogi/2010-08-15
農家さんもほっとしているのではないでしょうか?代々木で聞いてみたいと思います。
アースデイマーケット8月15日の開催はお盆になりました。お盆なのにこれだけの出店者さんがよく集まってくださったと、本当に感謝です。お客さんも里帰りや行楽で少し少なめになるでしょうから、良いバランスになればと思います。
いろんな種類のナスやカボチャや苦瓜やぶどうなどの果物も出ますよ。お昼ご飯を兼ねてどうぞお越し下さい。
今月の出店者さんは!
http://www.earthdaymarket.com/category/schedule/yoyogi/2010-08-15

