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2008年11月25日

山本菜緒の出店者のみなさんに突撃インタビュー!「ビオファームまつき」編

山本菜緒の「アースディマーケット出店者のみなさんに突撃インタビュー!(略してEMT)」

すっかり秋も深まりましたねえ。
実りの秋じゃないか!
ということで、のりに乗ってきたアースデイマーケット報告増刊号、2発連続でお届けしたいと思います★
出店者のみなさんはとても魅力的!いつもどの方をターゲットにしようか迷いながらハンターのような目でウロウロしています。挙動は不審ですが発見したらぜひ話しかけてみてくださいね。
今回は勢いに乗って現地取材まで行ってきちゃいましたよー!

1発目はまだ夏真っ盛りの7月20日…
富士山のおひざもと、静岡県から出店されていた「ビオファームまつき」の
松木以佐子さんにズームイン!
ビオファームまつき

くんくん、あれあれいいにおい!
「これは何を揚げているんですか?」
「レッドムーンのフレンチフライですよ」
「何っ!? …おいしそう!!」

そんな会話から始まった今回のインタビュー。
こ~んなおいしいレッドムーン(じゃがいもの一種です)が収穫される
「ビオファームまつき」ってどういうところなんですか?

 「主人とともに始めたうちの農場は、今年で4年目になります。もともとは2人とも、レストランの仕事をしていましたが、仕事の都合でフランスに2年間いたことがあって。農業を始めたきっかけは、その頃訪れたフランスの田舎の風景ですね。ほんとうにのんびりとしたパーマカルチャーの文化を見て、『いいなあ…』とかなり影響を受けました。
2人とも農業はまったく経験したことがなかったんですよ。でも、『2人ならなんとかなるか!』と主人が栃木で1年半の農業研修を受けたのち、思い切って始めました。」

それ、すごい思いっきりっぷりですね! 松木さん。
リスペクトします!

 「今では、農薬と科学肥料を一切使わずに有機肥料だけで6、70種類の野菜を育てています。
個人のお客様には旬の野菜を9種類ほどセットにした宅配野菜セットを用意し、他にはレストランや自然食品店にも出荷しています。
畑がある芝川町は、土と水がとても豊かで、おいしい野菜だけでなく鶏肉や豚肉も上質の食材が身近で手に入りやすい場所。食にこだわる方も多くいらっしゃるので、宅配セットはご好評いただいています。県内からだけではなく、都心からの注文も多いんですよ。」

インタビュー中にも、東京でいつも野菜セットを注文しているお客様が松木さんにごあいさつしていました。
こうして直接生産者の方とお話できるって、まさに「食の安心」ですよねえ。

 「昨年7月には、直接お客様に料理を提供できる場が欲しいと、畑から近い富士宮市に直営店『ビオデリ』をオープンしました。
 初めは『お客様、いらっしゃるかしら?』と不安でしたが、そのうち雑誌の取材も多く受けるようになって、おかげさまで県内からだけではなく遠方からもお客様がきてホッとひと安心。
 スタッフみんなで考えたおそうざいをショーケースに並べ、お持ち帰りに加えてイートインスペースも12席あるのでその場で食べられます。よかったら、ぜひ今度いらしてくださいね。」

えっ、いっちゃっていいんですかあ!
てなわけでさっそく、富士宮の「ビオデリ」におじゃましてきちゃいました★

店内に入った瞬間、「わあ~!!」と歓声が漏れちゃうくらいおそうざいの幸せな香り…。
ショーケースにはなすやトマト、ズッキーニなど色とりどりの野菜で作られた料理がいっぱい!

私はデリ2品+ごはんのセットを注文しました。ちょっと、2品だけなんて迷っちゃうよ~!
結局+1品追加して、
レッドムーンと萬幻豚のコロッケ
なすとズッキーニのキッシュ
地鶏と野菜のバジル炒め
をセレクト。
ビオデリでの食事

 以佐子さんのご主人であり農場主の松木一浩さんもカウンターに立って自ら接客。
(フランスのムッシュ、という雰囲気の素敵な方でした)
畑で獲れたばかりの自家製野菜、おいしくないわけがありません!
特に、雑誌でお取り寄せランキング1位にも輝いたという自家製バジルペーストで炒めた料理は最高。
長年のレストラン勤務で培われた実績があるからこそ、完成された料理が提供できるんですね。
 店で配布しているチラシには「旬野菜の簡単レシピ」が載っていて、「こうして食べるとおいしいんだなあ」と、フムフム。追加注文したデザートのおいしさも涙もの…。遠方からきた甲斐があった。
明るいスタッフの皆さん、松木さんご夫婦、ありがとうございました!

皆さんもぜひぜひ富士宮市の「ビオデリ」、きてみて食べちゃって下さいねっ★
ビオデリ店頭

<参考HP>

ビオファームまつきさんの紹介
ビオデリ
http://www.bio-deli.com/

2008年8月5日

山本菜緒の出店者の皆さんにインタビューをしよう!NPO法人「APSD」斉藤麻友さん

アースデイマーケット出展者の方々に突撃インタビューする大好評連載企画、栄えある第二回目はレポーター・山本もスタディツアーに参加したことがあるNPO「APSD」にズームイン!
今回お話ししてくれたスタッフさんは、現在有償インターンとして活躍している斉藤麻友ちゃん23歳。キラキラ笑顔が素敵な彼女、実は3年前にNGO「ピースボート」の参加者として船中で山本と知り合い、この日偶然にも下船以来の再会に!
どんな経緯でインターンに? 「APSD」ってどんな活動をしているの?
山本がお得意の質問攻めにしちゃいました。
斉藤麻友さん


☆自分にも何かできるはず! とレッツインターン♪
 
「インターンは今年の3月から始めました。ピースボートに参加して国内外のNPO活動に興味を持ち、下船後はデンマークに半年間留学して環境問題にも興味を持つようになったんです。
大学を卒業して秋から就職を予定しているので、『それまでの期間、自分でも何かボランティア活動やインターンをできないかな?』とネットで検索。
家から近い相模大野にあった『APSD』を発見、国内でも海外でも活動している実績を見て『ここならたくさんのことを学べるはず!』と即・応募したんです。」

☆「APSD」って、どんなことをしてるNPOなの~?

「『APSD』は、もともと南太平洋にあるソロモン諸島の生活の安定のために創られた団体で、現地に専門学校を建てて有機農業を普及させたり、ソロモン産のはちみつを日本国内で販売するなど、主に海外に拠点をおくNPOでした。
昨年から、『海外だけでなく国内の農村も元気にしよう!』と長野県飯綱町でも活動を始めたんです。
そこで、今年立ち上げたのが『農からはじまるhitongiri(ヒトニギリ)プロジェクト』。人手不足で誰も耕さなくなってしまった土地で作った紫米やコシヒカリ、市場に出ないけど良品質なわけありリンゴを商品化しました。
さらに、『ひとつぼ雑穀プロジェクト』も始動し、これとあわせて都会では1つぼ2500円で雑穀畑のオーナーを募集しています。消費者の方と生産者の方、それから企業や自治体などもあわせたつながりの仕組みを作る試みなんですよ。
オーナー募集は今日のアースデイマーケットが初の予約受付だったんですが、雨にも関わらず3名の方が予約をしてくださいました! うれしいなあ。」

☆インターンだけど思いっきり挑戦できる!

「私が『APSD』でしている仕事の中心は、マーケティングや情報発信などを通して、お客様とのつながり方を考えることです。プロジェクトのお米を購入してくださっている方のデータベース作成や、イベントの出店に立って直接お客様のニーズを調査し、商品のPR方法を考えることもあります。
インターンとはいえ大きな仕事を任されて、初めは緊張! でも、スタッフの方と対等に企画を提案することもできて、責任があるぶんやりがいも大きいんです。
これからは雑穀のオーナーになってくださった方に畑の様子をブログで報告したり、実際に現地に行って生産者の方と交流するエコツアーを企画しようと思っています。
『NPOで働くってどういうことなんだろう?』とギモンに思っていたことが、実際にプロジェクトをまわすことで『ああ、こういう仕組みなのか!』とすっごく勉強になりましたね~。」

☆日々を大切に生きよう、って思う

「色んな人と出会えることもインターンの魅力。イベントに出店したらたくさんの人とお話できるし、長野ではベテラン農家さんとも交流できる。普段だったら絶対関わらないような分野の方と知り合えるのもシゲキになりますね。
自分が将来何をしていくのかはまだはっきり決まってないけれど、世の中が少しでもよくなるように自分の生活から見直していきたいって思う。日々を大切にしつつ、『なるようになれ!』ってポジティブにいきたいなあ。」
山本取材風景
ううーん! 終止ニコニコ話す麻友ちゃんを見て、「本当によい子がインターンに入ったものだ…」と私も思わずニヤニヤ。
スタッフブログには、麻友ちゃんが実際に自宅で栽培に挑戦している「雑穀ちゃん栽培日記」(カワイイ!)も載っています。
長野県飯綱町は私も訪れたけれど、リンゴはおいしいし人はやさしくて、本当に素敵な町だった。そこのお米やりんごが都会でも味わえるのはうれしいなあ。
興味を持った方は、ぜひぜひ「ヒトニギリWEB」をチェックしてみてくださいねっ♪

<参考ホームページ・ブログ>
紹介ページ(アースデイマーケットウェブサイト内)
http://www.earthdaymarket.com/144/hitonigiri/
APSDホームページ
http://www.apsd.or.jp/
ヒトニギリWEB
http://www.hitonigiri.com/_index.html
スタッフブログ
http://www.hitonigiri.com/staff/
ひとつぼ雑穀プロジェクト
http://www.hitonigiri.com/projects/millet/

2008年6月20日

山本菜緒の出店者の皆さんにインタビューをしよう!「東峰べじたぶるん」山木幸介さん

新企画!新米フリーライター山本菜緒の「出店者の皆さんにインタビューをしよう!」第一弾です。インタビュー日は前回のマーケット5月25日です。
この企画は第二弾、第三弾と続いていきます。乞うご期待!!
山木さんを取材する山本さん

若手農業界きってのイケメン(!?)と評判も高い31歳の山木さんは、千葉県成田市の三つ豆ファームを友人2人と経営、無農薬・無化学肥料・自家製肥料にこだわった農業をしています。アースデイマーケットには「PIPOCA VEGETABLES(ピポカベジタブル)」、「土微人の会」を加えた農家・米作りグループ「東峰べじたぶるん」として今回で11回目の参加。
農業を始めたきっかけは?これからの抱負は?農に対する熱い思いを語っていただきました。
山木さん

「農家を志したのは今から5年前ですね。大学を卒業して海外を旅し、帰国してから『自分の等身大でできて、人のためになる仕事は何か?』って自分を掘り下げた時に自然と農業が浮かんできて。カッコいい仕事は世の中にいっぱいあるけれど、心も体も健康になるような仕事ってなかなかないですよね。何より、働いていてもストレスフリーだということは素晴らしいと思うんです。

思い立ってからまずは現場で学びたいと思い、成田市の農場で約1年の研修を受けました。そこで出会った友人2人と『まずは3年間、自分たちの力で有機農業をしてみよう!』と、約20年間無農薬で農業をやっていた畑を借り、三つ豆ファームを始めたんです。当初はなかなかお金になりませんでしたが、作った野菜を食べつつしのぎました。食べ物には困らなくてよかったですね(笑)。今年で4年目に入りますが、3年間で得た知識や経験ははかりしれません。今では自然食レストランなどへの卸だけではなく、旬の野菜を8種類ほど詰め合わせたおまかせセットや、お好みの野菜を選んでいただけるお好みセットの宅配も行っています。新鮮で安全な野菜が届くため、都内の方からも人気が高いんですよ。

これから自分が目指したいのは、ただ野菜を作るだけじゃなくて、畑が生み出すソフトな面まで伝えられる農家。普段自然に触れる機会がない人は、畑に行くだけで癒されますよね。そうした畑の目に見えない効果をもっと知って欲しい。そんな思いから、三つ豆ファームでは4年前から知人の科学実験会社と共に『じゃがいも生活』という共育イベントを行っています。これは、一般から応募いただいた参加者の方にじゃがいもの種付けや草刈り、収穫などメインの作業だけ参加してもらい、それ以外の成長過程をブログで報告するというもの。じゃがいもを育てるだけではなく畑の生き物調査や実験教室も行い、科学的にも畑を楽しんでもらう新しい企画なんです。普段畑に接することがない家族連れの方や大学生など毎年約30人の方が参加し、『食や農について身近に感じることができた』と好評をいただいています。

いずれは、自分がかつて学んだ現場のように研修生を受け入れたいですね。農業をやりたいと思う人が誰でもできるような、100年後、200年後にまで継続できる農のシステムを整えることが自分の目標なんです。」