東京朝市 アースデイマーケット EarthDayMarket

7/20 スティールパン野外ライブ at アースデイマーケット

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スティールパン野外ライブ at アースデイマーケット
スティールパン3名とパーカッション1名の4人編成での演奏。
野外でのストリート、11時、

13時の演奏後はワークショップも同時開催。

Zipangu Steel Orchestra小編成
佐々木謙太朗(double second), 相澤彩絵(tenor pan),
実近友里恵(cello pan), 紙尾建史(percussion)

会場 : 代々木公園けやき並木(NHKホールの辺り)
演奏 : 11:00 – , 13:00 – , 15:00 –
料金 : FREE(投げ銭)

同時開催
“スティールパン青空ワークショップ”

カリブ海に浮かぶ島トリニダードトバコで生まれた楽器
スティールパン
ドラム缶から作られるこの打楽器
なかなか触れる機会の少ないスティールパンに触れられる貴重な機
内容は初めての方、初心者向けでどなたでも受講頂ける楽しい青空ワークショップです

ご気軽に参加ください

時間 :第1回11:45から、第2回13:45から
募集人数  : 各回限定数名
受講料 :1,000円

申込方法:
件名:スティールパンワークショップ
本文:氏名/ご連絡先(当日連絡のつくもの)/ご参加希望人数/希望回をご記入の上、
お申し込みはメールにてzipangu.s.o@gmail.comまでお願いします。
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佐々木謙太朗

URL : http://www.sasakikentaro.com
Twitter : http://twitter.com/sasakikentaro
Mail : contact@sasakikentaro.com

2014年07月12日 12:30:45

マナ農園への旅 reported by Emily Canosa

アースデイマーケットに8月9日から、およそ一ヶ月間。アメリカはミシガンから嬉しい仲間がやってきてくれています。
彼女の名前はエミリーさん。ミシガンで学生をしていて、専攻は日本研究。その中で彼女が見つけたテーマは環境と農業。
研究の為にアースデイマーケットにインターンに来てくださいました。彼女はアースデイマーケットと、その周辺にある
コミュニティを知りたいと言いました。そこで、アースデイマーケットの参加者の中でも特徴的なコミュニティに取材に
行ってもらうことにしました。今回はその1件目。茨城県は石岡市。ひとつの自治体からアースデイマーケットに出店
される農家さんの数は現在5件でトップです。その中で、今回WWOOFなどで海外交流豊富な大津さんのマナ農園さんに
取材に行っていただきました。

以下、エミリーさんのレポートです。

この日マナ農園に集まったのは、有機農家のマナ農園の大津謙さん、たまたま取材に来ていたテレビ朝日のカメラスタッフの方、香港から訪ねて来ている二人のWWOOFというオーガニック農業体験の組織の参加者、そして私。低いテーブルの周りで木箱の上に座りながら、5人はお菓子とお茶をいただきながら談話をしていました。マナ農園の大津さんが隣に座っていたテレビ朝日のディレクターに頼みました。正直な笑顔で、「有機農業のドキュメンタリーを作って。そうしたら、いいなぁ」と大津さんが言いました。私は彼に聞きました、「そんなドキュメンタリーがあったら、何を伝えたいですか?」。大津さんは少し考えた後でこう答えました、「有機農業とは何なのか、有機農場はどんな所なのか、有機農家はどんな人達なのか、有機農家の生活はどんなものなのか。そういったことを伝えたい」。この記事は私が訪ねたマナ農園の例を通して、ほんの少しその大津さんにとって重要な有機農業についてお伝えしたいと思います。

朝早く、大津さんが石岡駅から最寄りのバス停まで私を迎えに来てくださいました。車の窓から見える石岡の素晴らしい景色を背景に、大津さんから農業について話を聞かせていただきました。大津さんによると、日本の全国で460万ヘクタールが農地にとして使われています。その460万ヘクタールの中で、8000ヘクタールしかJASのオーガニック免許を持っていません。海外では日本の有機JASという免許を持っている農場は日本全耕作面積の約半分240万ヘクタールになるそうです。「日本のスーパーなどでJASマークがある商品を見ると、その多くが海外から輸入された商品です」と大津さんは言います。そうは言っても、マナ農園にある茨城県の石岡市では有機農業が盛んです。35年程前にたまごの会(現:暮らしの実験室)という会が石岡にはじめて設立され、その会で有機農家さんがお互いに頑張ったり、支援しあったりしました。たまごの会の参加者の中には、農家として徐々に力をつけ、自分の有機農場をスタートした人も少なくないそうです。そんなすてきな同じ志をもった仲間が数多くいる所では、有機農業という特殊なスタイルに必要なサポートが得られやすいと私は思いました。「隣の畑が農薬を使ったら、皆さんは怒りますか?」と私が聞くと、大津さんは「逆です。我々有機農家はまだ非常に少数派ですから」と答えました。有機農業に従事している仲間が多くいる場所でも、良い事ばかりではなく、現代の日本特有の様々な課題もあるようです。
課題があっても、大津さんは有機農業の日々を楽しんでいます。車で大津さんの自宅に到着すると同時に、愛犬が喜んで挨拶をしに来ました。伺った水曜日は来客が多く、香港から来たWWOOFの二人とテレビ朝日の方もいました。テレビ朝日のカメラスタッフの方は、先週の日曜日のアースディマーケットを取材で訪れ、マナ農園が気に入ったので今回農場を見学に来たのだそうです。私たちが畑から採れたばっかりの野菜の袋詰めの仕事をしたり、いろいろな会話をしたりしている所を彼女に撮影していただきました。大津さんはこれまで様々な仕事をして、多くの国に住んだことがあるそうですが、有機農業が一番楽しいそうです。また、その国際的な経験を生かして、大津さんはWWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms) に参加することを通して、多文化交流を促進したいのだそうです。もちろん、日本人のWWOOFの参加者(ウーファーと呼ばれている人)もマナ農園を訪れ、全体の半分ぐらいの数を占めます。「だれでもここに来る理由を持っています。どんな理由であっても、楽しい時間を過ごすことができます」と大津さんが言いました。
愉快なお茶の休憩のあとで、マナ農園の一つの畑で草取りをしに行きました。ウーファーと一緒にトラックに乗って、笑いながら石岡の田園地方を進むのは気持ちが最高でした。 畑では皆が箱を手に取って、ネギの間に生えている雑草の草取りをしながら大津さんのお話をうかがいました。大津さんによると、日本では輸入された餌を食べている鶏は非常に多いです。大津さんは国内の遺伝子組み換えのされていない材料を使って、鶏のために餌を配合し、消化を良くするために発酵させることもしているそうです。大津さんは「有機農業にとって、チームワークは大切です」と言われました。農家の家族のチームワークだけではなく、地域の農家、近所の人、お客さんとのチームワークも大事だと言われました。「お客さんのこと、お客さんのニーズを分かりたい」と大津さんは述べました。お客さんの顔を見たり、話したりできるアースディマーケットでは、大津さんはお客さんのことを少しでもよく分かるように頑張っています。
お昼ご飯は、大津さんの仲間で、アースディマーケットにも出店しているくわはら農園さんの家をお訪ねしました。ほとんど畑から採れた食材を使って、ゴーヤチャンプル、新鮮なトマト、冷やしそうめん、大津さんの奥さんあやこさんが焼いたマナ農園のカボチャと卵からできたスコーンなどもあり、とても美味しくて季節的な昼食を楽しめました。桑原治子さんにどうしてオーガニック農業をするのですかと聞くと、桑原さんは「有機農業ではなかったら、農業したいと思わない」と答えました。「有機ではなかったら、持続可能性がありません」と付け加えました。大津さんは「持続可能というのは環境やビジネスのことだけではなく、まずは農家のことです。たくさん農薬などを使ったら、農家が病気になることは非常に多いのです」と説明しました。石岡ではタバコを育てている農場が多く、大津さんは何回もタバコの農家さんが病気になってしまう所を見てきました。こんな有機農家さんたちが自分のために、お客さんのために、地球のために頑張っています。
まじめな話ばかりではなく、大津さんは積極的に面白い話も語ってくださいました。すくっと立ち上がり、おどけた仕草で種まきを失敗した時の様子を演じてくださいました。なぜマナ農園の野菜がそんなに美味しいのかと考えた時、大津さんの暖かい笑顔と環境や人々に対する優しい気持ちが十二分に入っているからだと私は感じました。

2010年09月01日 15:01:36

山本菜緒の突撃インタビュー!「自然農園 レインボーファミリー」編

2008年11月26日 第5回 アースディマーケットレポート!

「さてさて、今日のターゲットは誰かなあ?」

獲物を探すように会場内を練り歩いていた山本の目に飛びこんできたもの珍しい看板。

「こせがれネット…?何だか面白そうな予感!」

というわけで今回の突撃インタビューは、有機農業で野菜と卵をつくっている千葉県流山市「自然農園 レインボーファミリー」の代表、笠原秀樹さん。
レインボーファミリー
農業を始めたきっかけは?

2009年から本格的に動きだす「こせがれネット」って、何ですか?

ではでは、農業を始めたきっかけから教えてください。

 「父がフラワーアレンジメントの仕事をやっていましてね、もとから自然は身近なものだったんです。高校の頃には環境に興味を持つようになり、大学は林学科へ。卒業後は造園会社に就職しました。そこで環境に対する配慮や接し方を学びましたね。その頃、農的な暮らしを実践するパーマカルチャーにも興味がわき始めて、パーマカルチャーの本場、ニュージーランドのレインボーバレーファームに行きました。そこには本当に幸せな農的暮らしが広がっていて、『自分でもこういう暮らしがしたい!』と心から思ったんです。」

「日本に帰ってきてから、埼玉の小川町にある有機農家の霜里農場へ見学に行きました。それまでは、『農業だけでは食べていけないんじゃ…?』という漠然とした不安があったんですけど、金子さんは『農業だけでもぜんぜん食べていけますよ』とあっさり太鼓版を押してくれた。その後妻も一緒に栃木のウインドファミリー農場に行って1年研修を受け、独立を果たしました。2008年でもう6年目になりますね。」

ふむふむ、レインボーファミリーには、これがこだわり!っていうところはあるんですか?

「うちの農園は、こだわらないところがこだわり。循環型農業をやっているので、鶏糞を肥料に使ったり、無駄なものがでないように心がけていますが、その他のテクニック的な部分は先輩たちに教わった通りにしています。例えば、ニワトリの餌の配合も重要ですが、それよりもニワトリがいかに幸せに育っているかの方が重要だと思うんですよね。なので、環境を整えることを心がけ、農場の規模もあまり大きいものにせず自分たちが無理せず作れる範囲にしています。」

なるほど。農業を始めた当初は、お客様をどうやってゲットしていったんですか?

「無理に消費者を獲得しようとは思わず、口コミで自然と販路が広がっていくのに任せましたね。今はブログとかHPとかアピール方はいくらでもあるけど、やっぱり口コミの方が思いも伝わるんです。例えば、『あの家はお年を召している方がいるから少しずつ野菜が食べられる方がいいなあ。』とか、相手を思いながら野菜を送ることができますよね。顔が見える関係だけでなく、食卓も見える関係っていうのが理想なんです。

 うちの農場では、定期的に契約して下さるお客様には、一度うちの畑に足を運んで欲しいなと思っています。本来、食べ物はおのおのが作れれば一番よいもの。しかし、すべての人がそれをできるわけではないので、私たちが食物を代わりに育てている。私たちの感覚では、農家は『家庭菜園代行業』なんだと考えています。なので、消費者の方々も生産者と変わらない感覚で付き合ってくれるといいな、と思いますね。

ふむふむ、本当にその通りですね!消費者にとっても普段食べている野菜のふるさとに訪れたら生産者に対して感謝の心がわいてくるし、野菜がともっとおいしく食べられると思います。

ところで、農家のこせがれネットワークはどういうグループなんですか?

「こせがれネットは、みやじ豚で有名な神奈川県の宮治さんが発起人となって立ち上げた団体で、実家が農家の息子さん、娘さん(こせがれ)を中心に各地の消費者たち、農業に興味のある方、

都心の企業などをつなげるネットワークなんです。

日本の農業を元気にしよう!と思ったときに一番手っ取り早いのは、すでに土地があるこせがれの皆さんに実家の農家を元気にしてもらうことですよね。そこで、農家の後を継ぐことが不安じゃなくなるようにするのがこせがれネットの役割。東京のビジネスパーソンと結託することで販路を獲得したり、もしくは、『実家が農家ではやってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない』という人のために独立を応援したり。ネット主催のイベントで実家の農作物をPRしたり、さまざまな方向から日本の農家を変えていこうとするネットワークを企画しています。2009年3月にはNPO法人化の公式発表会をする予定なんですよ。」

おおっ、それはかなり一大ムーブメントの予感。

農業が若者にとってカッコいいものになったら、絶対日本は変わると思います。そこで山本は追跡取材を決行!

12月に開催された「農家のこせがれネットワーク設立発表会」に潜入してきました。
こせがれネット設立総会
当日は定員をはるかに超える60名、こせがれの皆さんやリアル農家のかたがた、朝日新聞社など各種マスコミも取材につめかけ、大盛況!すごい熱気に、このネットワークは日本を変える!と確信した山本。大注目ですね。

随時発起人やメンバー、メーリス参加者などを募集しているので、ぜひぜひ興味のある方はこせがれネットワークブログをチェックしてみて下さい

<参考HP>

農家のこせがれネットワークブログ

http://ameblo.jp/kosegarenet/

自然農園 レインボーファミリー

http://rainbowfamily.blog101.fc2.com/

2009年02月25日 15:29:12

山本菜緒の突撃インタビュー!「風の谷工房」編

2008/9/14

マーケット内をウロウロする山本の目に、なんだか面白そうな光景が飛び込んできた。
壁と、白いペンキのようなもの…
「これは漆喰ですよ。自由に塗ってみてください!」
「ええっ、いいんですか?」
さっそく塗ってみると、スイスイ塗れて、たのし~い!
施工って、難しいものだと思ってたけど、案外簡単にできちゃうんだ。
これならうちの新居も…(予定ないけど)ニヤニヤ。
風の谷工房、石鍋さん
というわけで、自分で簡単にリフォームができちゃう「セルフビルド」のさきがけ、
ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨「風の谷工房」にズームイン!
一見ニヒルで話すととっても面白い代表の石鍋明夫さんにお話をうかがいました。

 「漆喰塗りはどうでした?」

 「楽しかったです!」

 「でしょう? こうして楽しく家のリフォームや内装ができるのがセルフビルドのいいところなんです。左官屋さんに頼むと、とっても高くついちゃう。高嶺の存在をもっと身近な存在にしたかったんですよ。逆に自分で塗った方が味があっていいものになったりするんです。実際やることでプロの左官屋さんのすごさも実感できますしね。
 風の谷工房では、家の設計からリメイク、庭作りまでお手伝いしています。もちろん、セルフビルドだけではなく、すべてお任せもOKですよ。」

 「ナチュラルリフォームって、今までのものとどう違うんですか?」

 「一般に手に入る漆喰や珪藻土は、ほとんどが化学物質が入ったものなんです。うちが使っているスイス製の漆喰は、石灰石を加工して作った天然素材のもの。普通の家の壁に使われているビニールクロスよりは高くなっちゃうけれど、シックハウスの原因となっている化学物質を使用していないので、住む人や地球に優しいんです。」

 「はは~。明夫さんはどういういきさつで天然素材の家作りに行き着いたんですか?」

 「もともとは家のデザインと施工を請け負う会社にいて、施工の現場で働いていました。時代はバブルの全盛期でしたね。その後、内装店の営業などを経てルームクリーニングの会社を立ち上げ、独立しました。ちょうどその頃、在宅介護の必要がさけばれるようになったんですね。住宅もそれにあわせて手すりをつけたり、バリアフリーを重視するようになった。
 そこで、自分も住環境コーディネーターの資格をとり、方向性を福祉に向け始めたんです。その時、自分が今までしていた内装をふりかえったら、ビニールクロスもワックスも臭いし、明らかに体にいいものじゃない。自分ももともとぜんそくもちだったのが、アレルギーが再発し始めてしまっていたんです。
 ましてや、おじいちゃんおばあちゃんをそんな家で介護していいのかな!? って疑問がわいてきて。福祉専門学校のエコ住宅科に入って、住む人のことを本当に考えた住宅について学び始めました。

 「まだそんなにエコって言葉もメジャーじゃない頃ですよね。時代の最先端をいってたんですね。」
 
 「天然素材のリフォームを始めた頃は、周りの住宅関係者から営業妨害と受け取られることもありましたよ。でも、だんだん認知されるようになって、今では逆に周りの方がちゃっかり詳しくなったりしてますね(笑)。
 セルフビルドを始めるようになってからは1年くらいだけど、やっと需要が追いついてきましたね。11月には新規オープンの自然食レストランの施工をワークショップ形式で開放していろんな人にやってもらおうと思っているんです。」

 「えっ! それ、ぜひ参加させてください!」

 「ぜひぜひきて下さい。敷居が高いと思われることを、自分でやる楽しみに変えるためのきっかけ作りをしたいんです。
 今は店舗を持っていないので、いずれはオーガニック雑貨店を開くのが夢なんですよ。一部の壁を漆喰の練習ができるスペースにしたら、楽しそうでしょう?」
 
 明夫さんは、お子さんが通っている小学校でも校庭の畑を担当して「自分で食べ物が作れる」ことのきっかけ作りをしているそう。こんなお父さんだったら最高に楽しいなあ。子供心を忘れない明夫さんの試みはまだまだ続く!
 次回は内装ワークショップの報告もあるかも?

<参考HP>

ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨 風の谷工房

http://www.kazenotani.info/index.htm

<風の谷工房 おっかけ取材!>

11月にオープンした二子玉川のベジタリアンレストラン&カフェ「万巽(manson)」の開店前に土壁作りワークショップにいってきました!石鍋さん指導の下で初めての土壁塗り挑戦。細かいところはちょっと難しかったれど、コツがわかってくると楽しい!完成したときには感動してしまいました~。(写真は木を塗っているところです)自分で塗った壁はあたたかさが違いますね♪
土壁作りワークショップ1
土壁作りワークショップ2
石鍋さん、店長の新倉さん、ありがとうございました~!」

※「万巽(manson)」ブログに風の谷工房&手作りの内装のことが紹介されています。

http://manson.at.webry.info

2009年02月25日 14:51:45

山本菜緒の突撃インタビュー!「ビオファームまつき」編

山本菜緒の「アースディマーケット出店者のみなさんに突撃インタビュー!(略してEMT)」

すっかり秋も深まりましたねえ。
実りの秋じゃないか!
ということで、のりに乗ってきたアースデイマーケット報告増刊号、2発連続でお届けしたいと思います★
出店者のみなさんはとても魅力的!いつもどの方をターゲットにしようか迷いながらハンターのような目でウロウロしています。挙動は不審ですが発見したらぜひ話しかけてみてくださいね。
今回は勢いに乗って現地取材まで行ってきちゃいましたよー!

1発目はまだ夏真っ盛りの7月20日…
富士山のおひざもと、静岡県から出店されていた「ビオファームまつき」の
松木以佐子さんにズームイン!
ビオファームまつき

くんくん、あれあれいいにおい!
「これは何を揚げているんですか?」
「レッドムーンのフレンチフライですよ」
「何っ!? …おいしそう!!」

そんな会話から始まった今回のインタビュー。
こ~んなおいしいレッドムーン(じゃがいもの一種です)が収穫される
「ビオファームまつき」ってどういうところなんですか?

 「主人とともに始めたうちの農場は、今年で4年目になります。もともとは2人とも、レストランの仕事をしていましたが、仕事の都合でフランスに2年間いたことがあって。農業を始めたきっかけは、その頃訪れたフランスの田舎の風景ですね。ほんとうにのんびりとしたパーマカルチャーの文化を見て、『いいなあ…』とかなり影響を受けました。
2人とも農業はまったく経験したことがなかったんですよ。でも、『2人ならなんとかなるか!』と主人が栃木で1年半の農業研修を受けたのち、思い切って始めました。」

それ、すごい思いっきりっぷりですね! 松木さん。
リスペクトします!

 「今では、農薬と科学肥料を一切使わずに有機肥料だけで6、70種類の野菜を育てています。
個人のお客様には旬の野菜を9種類ほどセットにした宅配野菜セットを用意し、他にはレストランや自然食品店にも出荷しています。
畑がある芝川町は、土と水がとても豊かで、おいしい野菜だけでなく鶏肉や豚肉も上質の食材が身近で手に入りやすい場所。食にこだわる方も多くいらっしゃるので、宅配セットはご好評いただいています。県内からだけではなく、都心からの注文も多いんですよ。」

インタビュー中にも、東京でいつも野菜セットを注文しているお客様が松木さんにごあいさつしていました。
こうして直接生産者の方とお話できるって、まさに「食の安心」ですよねえ。

 「昨年7月には、直接お客様に料理を提供できる場が欲しいと、畑から近い富士宮市に直営店『ビオデリ』をオープンしました。
 初めは『お客様、いらっしゃるかしら?』と不安でしたが、そのうち雑誌の取材も多く受けるようになって、おかげさまで県内からだけではなく遠方からもお客様がきてホッとひと安心。
 スタッフみんなで考えたおそうざいをショーケースに並べ、お持ち帰りに加えてイートインスペースも12席あるのでその場で食べられます。よかったら、ぜひ今度いらしてくださいね。」

えっ、いっちゃっていいんですかあ!
てなわけでさっそく、富士宮の「ビオデリ」におじゃましてきちゃいました★

店内に入った瞬間、「わあ~!!」と歓声が漏れちゃうくらいおそうざいの幸せな香り…。
ショーケースにはなすやトマト、ズッキーニなど色とりどりの野菜で作られた料理がいっぱい!

私はデリ2品+ごはんのセットを注文しました。ちょっと、2品だけなんて迷っちゃうよ~!
結局+1品追加して、
レッドムーンと萬幻豚のコロッケ
なすとズッキーニのキッシュ
地鶏と野菜のバジル炒め
をセレクト。
ビオデリでの食事

 以佐子さんのご主人であり農場主の松木一浩さんもカウンターに立って自ら接客。
(フランスのムッシュ、という雰囲気の素敵な方でした)
畑で獲れたばかりの自家製野菜、おいしくないわけがありません!
特に、雑誌でお取り寄せランキング1位にも輝いたという自家製バジルペーストで炒めた料理は最高。
長年のレストラン勤務で培われた実績があるからこそ、完成された料理が提供できるんですね。
 店で配布しているチラシには「旬野菜の簡単レシピ」が載っていて、「こうして食べるとおいしいんだなあ」と、フムフム。追加注文したデザートのおいしさも涙もの…。遠方からきた甲斐があった。
明るいスタッフの皆さん、松木さんご夫婦、ありがとうございました!

皆さんもぜひぜひ富士宮市の「ビオデリ」、きてみて食べちゃって下さいねっ★
ビオデリ店頭

<参考HP>

ビオファームまつきさんの紹介
ビオデリ
http://www.bio-deli.com/

2008年11月25日 23:23:36

山本菜緒の突撃インタビュー!NPO法人「APSD」斉藤麻友さん

アースデイマーケット出展者の方々に突撃インタビューする大好評連載企画、栄えある第二回目はレポーター・山本もスタディツアーに参加したことがあるNPO「APSD」にズームイン!
今回お話ししてくれたスタッフさんは、現在有償インターンとして活躍している斉藤麻友ちゃん23歳。キラキラ笑顔が素敵な彼女、実は3年前にNGO「ピースボート」の参加者として船中で山本と知り合い、この日偶然にも下船以来の再会に!
どんな経緯でインターンに? 「APSD」ってどんな活動をしているの?
山本がお得意の質問攻めにしちゃいました。
斉藤麻友さん

☆自分にも何かできるはず! とレッツインターン♪
 
「インターンは今年の3月から始めました。ピースボートに参加して国内外のNPO活動に興味を持ち、下船後はデンマークに半年間留学して環境問題にも興味を持つようになったんです。
大学を卒業して秋から就職を予定しているので、『それまでの期間、自分でも何かボランティア活動やインターンをできないかな?』とネットで検索。
家から近い相模大野にあった『APSD』を発見、国内でも海外でも活動している実績を見て『ここならたくさんのことを学べるはず!』と即・応募したんです。」

☆「APSD」って、どんなことをしてるNPOなの~?

「『APSD』は、もともと南太平洋にあるソロモン諸島の生活の安定のために創られた団体で、現地に専門学校を建てて有機農業を普及させたり、ソロモン産のはちみつを日本国内で販売するなど、主に海外に拠点をおくNPOでした。
昨年から、『海外だけでなく国内の農村も元気にしよう!』と長野県飯綱町でも活動を始めたんです。
そこで、今年立ち上げたのが『農からはじまるhitongiri(ヒトニギリ)プロジェクト』。人手不足で誰も耕さなくなってしまった土地で作った紫米やコシヒカリ、市場に出ないけど良品質なわけありリンゴを商品化しました。
さらに、『ひとつぼ雑穀プロジェクト』も始動し、これとあわせて都会では1つぼ2500円で雑穀畑のオーナーを募集しています。消費者の方と生産者の方、それから企業や自治体などもあわせたつながりの仕組みを作る試みなんですよ。
オーナー募集は今日のアースデイマーケットが初の予約受付だったんですが、雨にも関わらず3名の方が予約をしてくださいました! うれしいなあ。」

☆インターンだけど思いっきり挑戦できる!

「私が『APSD』でしている仕事の中心は、マーケティングや情報発信などを通して、お客様とのつながり方を考えることです。プロジェクトのお米を購入してくださっている方のデータベース作成や、イベントの出店に立って直接お客様のニーズを調査し、商品のPR方法を考えることもあります。
インターンとはいえ大きな仕事を任されて、初めは緊張! でも、スタッフの方と対等に企画を提案することもできて、責任があるぶんやりがいも大きいんです。
これからは雑穀のオーナーになってくださった方に畑の様子をブログで報告したり、実際に現地に行って生産者の方と交流するエコツアーを企画しようと思っています。
『NPOで働くってどういうことなんだろう?』とギモンに思っていたことが、実際にプロジェクトをまわすことで『ああ、こういう仕組みなのか!』とすっごく勉強になりましたね~。」

☆日々を大切に生きよう、って思う

「色んな人と出会えることもインターンの魅力。イベントに出店したらたくさんの人とお話できるし、長野ではベテラン農家さんとも交流できる。普段だったら絶対関わらないような分野の方と知り合えるのもシゲキになりますね。
自分が将来何をしていくのかはまだはっきり決まってないけれど、世の中が少しでもよくなるように自分の生活から見直していきたいって思う。日々を大切にしつつ、『なるようになれ!』ってポジティブにいきたいなあ。」
山本取材風景
ううーん! 終止ニコニコ話す麻友ちゃんを見て、「本当によい子がインターンに入ったものだ…」と私も思わずニヤニヤ。
スタッフブログには、麻友ちゃんが実際に自宅で栽培に挑戦している「雑穀ちゃん栽培日記」(カワイイ!)も載っています。
長野県飯綱町は私も訪れたけれど、リンゴはおいしいし人はやさしくて、本当に素敵な町だった。そこのお米やりんごが都会でも味わえるのはうれしいなあ。
興味を持った方は、ぜひぜひ「ヒトニギリWEB」をチェックしてみてくださいねっ♪

<参考ホームページ・ブログ>
紹介ページ(アースデイマーケットウェブサイト内)
http://www.earthdaymarket.com/144/hitonigiri/
APSDホームページ
http://www.apsd.or.jp/
ヒトニギリWEB
http://www.hitonigiri.com/_index.html
スタッフブログ
http://www.hitonigiri.com/staff/
ひとつぼ雑穀プロジェクト
http://www.hitonigiri.com/projects/millet/

2008年08月05日 02:58:32

山本菜緒の突撃インタビュー!「東峰べじたぶるん」山木幸介さん

新企画!新米フリーライター山本菜緒の「出店者の皆さんにインタビューをしよう!」第一弾です。インタビュー日は前回のマーケット5月25日です。
この企画は第二弾、第三弾と続いていきます。乞うご期待!!
山木さんを取材する山本さん

若手農業界きってのイケメン(!?)と評判も高い31歳の山木さんは、千葉県成田市の三つ豆ファームを友人2人と経営、無農薬・無化学肥料・自家製肥料にこだわった農業をしています。アースデイマーケットには「PIPOCA VEGETABLES(ピポカベジタブル)」、「土微人の会」を加えた農家・米作りグループ「東峰べじたぶるん」として今回で11回目の参加。
農業を始めたきっかけは?これからの抱負は?農に対する熱い思いを語っていただきました。
山木さん

「農家を志したのは今から5年前ですね。大学を卒業して海外を旅し、帰国してから『自分の等身大でできて、人のためになる仕事は何か?』って自分を掘り下げた時に自然と農業が浮かんできて。カッコいい仕事は世の中にいっぱいあるけれど、心も体も健康になるような仕事ってなかなかないですよね。何より、働いていてもストレスフリーだということは素晴らしいと思うんです。

思い立ってからまずは現場で学びたいと思い、成田市の農場で約1年の研修を受けました。そこで出会った友人2人と『まずは3年間、自分たちの力で有機農業をしてみよう!』と、約20年間無農薬で農業をやっていた畑を借り、三つ豆ファームを始めたんです。当初はなかなかお金になりませんでしたが、作った野菜を食べつつしのぎました。食べ物には困らなくてよかったですね(笑)。今年で4年目に入りますが、3年間で得た知識や経験ははかりしれません。今では自然食レストランなどへの卸だけではなく、旬の野菜を8種類ほど詰め合わせたおまかせセットや、お好みの野菜を選んでいただけるお好みセットの宅配も行っています。新鮮で安全な野菜が届くため、都内の方からも人気が高いんですよ。

これから自分が目指したいのは、ただ野菜を作るだけじゃなくて、畑が生み出すソフトな面まで伝えられる農家。普段自然に触れる機会がない人は、畑に行くだけで癒されますよね。そうした畑の目に見えない効果をもっと知って欲しい。そんな思いから、三つ豆ファームでは4年前から知人の科学実験会社と共に『じゃがいも生活』という共育イベントを行っています。これは、一般から応募いただいた参加者の方にじゃがいもの種付けや草刈り、収穫などメインの作業だけ参加してもらい、それ以外の成長過程をブログで報告するというもの。じゃがいもを育てるだけではなく畑の生き物調査や実験教室も行い、科学的にも畑を楽しんでもらう新しい企画なんです。普段畑に接することがない家族連れの方や大学生など毎年約30人の方が参加し、『食や農について身近に感じることができた』と好評をいただいています。

いずれは、自分がかつて学んだ現場のように研修生を受け入れたいですね。農業をやりたいと思う人が誰でもできるような、100年後、200年後にまで継続できる農のシステムを整えることが自分の目標なんです。」

2008年06月20日 01:48:02

マーケットでデート

お客さんインタビュー第二弾です。この収録は2007年10月20日です。古いです。

ザッツの前で枝豆のさやを枝からチョッキンチョッキンしているカップルを発見!迷惑かなと思いつつ、しかし声をかけずにはいられませんでした。
渋谷の買い物のついでにアースデイマーケットへ来たのかと思ったら、なんとアースデイマーケットが目的なそうな。こんな時代が来るとは・・・感慨深いです。
この後、お買い物風景を撮らせてもらった上に、インタビューにもこたえていただきました。


映像中、エコバックで50rがもらえるくだりありますが、これ廃止になりました!おかげさまでバック持参、「袋要らないわ~ここに入るから」は当たり前になりました。さらに今年からは、袋は有料とさせていただきました。引き続き皆様のご協力よろしくお願いいたします。
おもちはみやもと山、ラフランスは蔵王ウッディファーム、枝豆はザッツです。それ以外のお野菜はどこのものかわからず。

彼女さんからはこんな素敵なレポートを送っていただきました!(クリックで大きくなります)
Harueのアースデイマーケットレポート
そうそう、このあと本当に彼女、テント立てのボランティアにも参加してくれました。

本当にたくさんのご協力、ありがとうございました。また遊びに来てくださいね。

2008年05月06日 22:36:26

農家さんインタビュー

ミッドマーケットのワークショップで出店者の皆さんにインタビューしました。皆さんの農への思いをお聞きくださいませ。

東峰べじたぶるん三つ豆ファーム)、さかさま農園(豊実家)、関谷農園のみなさんです。話の中に出てきたジャガイモ生活のブログです。この日のマーケットの様子もあわせてご覧ください。

2日目は1日目に引き続き、東峰べじたぶるん、そしてみやもと山さんにお話を伺いました。この日のマーケットの様子もあわせてご覧ください。

それにしても、男性陣みんなかっこいいぞ!僕は男性ですが、惚れそうです笑。

最後になりましたが、インタビューにこたえていただきましたみなさん、本当にありがとうございました。

2008年05月06日 21:22:57

カレー納豆?

皆さんはじめまして、アースデイマーケットのウェブ&写真を担当しています田中です。今後はこのブログにも登場させていただきます、よろしくお願いいたします。

さて、マーケットのお客さんへインタビューしましたー。
買ったものをどうやって食べますか?、マーケットへの要望など聞いています。
2007年9月23日に撮ったものでちょっと昔ですが、そしてヘタクソなインタビューですがご覧ください。

東京都江東区門前仲町からお越しのk.cさんです。素敵です。かわいいです。僕も彼女の手料理食べたいです。

映像中、ひとつ大切な訂正があります。
彼女が飲んでいるビールは”よなよな”ではありません!燦燦(さんさん)です!
よなよなはヤッホーさんの別のビールです。
はいそうです、ぼくはよなよなが大好きです!こっちはオーガニックじゃないんですが。

納豆は雑 That’s(ザッツ)さんです。なす、にんにく、かぼちゃ、サラダ菜はどちらのお店のものかわからず。

地域通貨、r(アール)についてはアースデイマネー、ナマケについてはナマケモノ倶楽部をご覧ください。

k.cさんから料理の写真を送ってもらいました!どうもありがとうございます。(画像をクリックすると大きくなります)

カレーの材料
完成したカレーとサラダとビール

このインタビューはシリーズ化します!お楽しみに!

2008年04月10日 00:46:37