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2010年9月1日
マナ農園への旅 reported by Emily Canosa
アースデイマーケットに8月9日から、およそ一ヶ月間。アメリカはミシガンから嬉しい仲間がやってきてくれています。
彼女の名前はエミリーさん。ミシガンで学生をしていて、専攻は日本研究。その中で彼女が見つけたテーマは環境と農業。
研究の為にアースデイマーケットにインターンに来てくださいました。彼女はアースデイマーケットと、その周辺にある
コミュニティを知りたいと言いました。そこで、アースデイマーケットの参加者の中でも特徴的なコミュニティに取材に
行ってもらうことにしました。今回はその1件目。茨城県は石岡市。ひとつの自治体からアースデイマーケットに出店
される農家さんの数は現在5件でトップです。その中で、今回WWOOFなどで海外交流豊富な大津さんのマナ農園さんに
取材に行っていただきました。
以下、エミリーさんのレポートです。
この日マナ農園に集まったのは、有機農家のマナ農園の大津謙さん、たまたま取材に来ていたテレビ朝日のカメラスタッフの方、香港から訪ねて来ている二人のWWOOFというオーガニック農業体験の組織の参加者、そして私。低いテーブルの周りで木箱の上に座りながら、5人はお菓子とお茶をいただきながら談話をしていました。マナ農園の大津さんが隣に座っていたテレビ朝日のディレクターに頼みました。正直な笑顔で、「有機農業のドキュメンタリーを作って。そうしたら、いいなぁ」と大津さんが言いました。私は彼に聞きました、「そんなドキュメンタリーがあったら、何を伝えたいですか?」。大津さんは少し考えた後でこう答えました、「有機農業とは何なのか、有機農場はどんな所なのか、有機農家はどんな人達なのか、有機農家の生活はどんなものなのか。そういったことを伝えたい」。この記事は私が訪ねたマナ農園の例を通して、ほんの少しその大津さんにとって重要な有機農業についてお伝えしたいと思います。
朝早く、大津さんが石岡駅から最寄りのバス停まで私を迎えに来てくださいました。車の窓から見える石岡の素晴らしい景色を背景に、大津さんから農業について話を聞かせていただきました。大津さんによると、日本の全国で460万ヘクタールが農地にとして使われています。その460万ヘクタールの中で、8000ヘクタールしかJASのオーガニック免許を持っていません。海外では日本の有機JASという免許を持っている農場は日本全耕作面積の約半分240万ヘクタールになるそうです。「日本のスーパーなどでJASマークがある商品を見ると、その多くが海外から輸入された商品です」と大津さんは言います。そうは言っても、マナ農園にある茨城県の石岡市では有機農業が盛んです。35年程前にたまごの会(現:暮らしの実験室)という会が石岡にはじめて設立され、その会で有機農家さんがお互いに頑張ったり、支援しあったりしました。たまごの会の参加者の中には、農家として徐々に力をつけ、自分の有機農場をスタートした人も少なくないそうです。そんなすてきな同じ志をもった仲間が数多くいる所では、有機農業という特殊なスタイルに必要なサポートが得られやすいと私は思いました。「隣の畑が農薬を使ったら、皆さんは怒りますか?」と私が聞くと、大津さんは「逆です。我々有機農家はまだ非常に少数派ですから」と答えました。有機農業に従事している仲間が多くいる場所でも、良い事ばかりではなく、現代の日本特有の様々な課題もあるようです。
課題があっても、大津さんは有機農業の日々を楽しんでいます。車で大津さんの自宅に到着すると同時に、愛犬が喜んで挨拶をしに来ました。伺った水曜日は来客が多く、香港から来たWWOOFの二人とテレビ朝日の方もいました。テレビ朝日のカメラスタッフの方は、先週の日曜日のアースディマーケットを取材で訪れ、マナ農園が気に入ったので今回農場を見学に来たのだそうです。私たちが畑から採れたばっかりの野菜の袋詰めの仕事をしたり、いろいろな会話をしたりしている所を彼女に撮影していただきました。大津さんはこれまで様々な仕事をして、多くの国に住んだことがあるそうですが、有機農業が一番楽しいそうです。また、その国際的な経験を生かして、大津さんはWWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms) に参加することを通して、多文化交流を促進したいのだそうです。もちろん、日本人のWWOOFの参加者(ウーファーと呼ばれている人)もマナ農園を訪れ、全体の半分ぐらいの数を占めます。「だれでもここに来る理由を持っています。どんな理由であっても、楽しい時間を過ごすことができます」と大津さんが言いました。
愉快なお茶の休憩のあとで、マナ農園の一つの畑で草取りをしに行きました。ウーファーと一緒にトラックに乗って、笑いながら石岡の田園地方を進むのは気持ちが最高でした。 畑では皆が箱を手に取って、ネギの間に生えている雑草の草取りをしながら大津さんのお話をうかがいました。大津さんによると、日本では輸入された餌を食べている鶏は非常に多いです。大津さんは国内の遺伝子組み換えのされていない材料を使って、鶏のために餌を配合し、消化を良くするために発酵させることもしているそうです。大津さんは「有機農業にとって、チームワークは大切です」と言われました。農家の家族のチームワークだけではなく、地域の農家、近所の人、お客さんとのチームワークも大事だと言われました。「お客さんのこと、お客さんのニーズを分かりたい」と大津さんは述べました。お客さんの顔を見たり、話したりできるアースディマーケットでは、大津さんはお客さんのことを少しでもよく分かるように頑張っています。
お昼ご飯は、大津さんの仲間で、アースディマーケットにも出店しているくわはら農園さんの家をお訪ねしました。ほとんど畑から採れた食材を使って、ゴーヤチャンプル、新鮮なトマト、冷やしそうめん、大津さんの奥さんあやこさんが焼いたマナ農園のカボチャと卵からできたスコーンなどもあり、とても美味しくて季節的な昼食を楽しめました。桑原治子さんにどうしてオーガニック農業をするのですかと聞くと、桑原さんは「有機農業ではなかったら、農業したいと思わない」と答えました。「有機ではなかったら、持続可能性がありません」と付け加えました。大津さんは「持続可能というのは環境やビジネスのことだけではなく、まずは農家のことです。たくさん農薬などを使ったら、農家が病気になることは非常に多いのです」と説明しました。石岡ではタバコを育てている農場が多く、大津さんは何回もタバコの農家さんが病気になってしまう所を見てきました。こんな有機農家さんたちが自分のために、お客さんのために、地球のために頑張っています。
まじめな話ばかりではなく、大津さんは積極的に面白い話も語ってくださいました。すくっと立ち上がり、おどけた仕草で種まきを失敗した時の様子を演じてくださいました。なぜマナ農園の野菜がそんなに美味しいのかと考えた時、大津さんの暖かい笑顔と環境や人々に対する優しい気持ちが十二分に入っているからだと私は感じました。
彼女の名前はエミリーさん。ミシガンで学生をしていて、専攻は日本研究。その中で彼女が見つけたテーマは環境と農業。
研究の為にアースデイマーケットにインターンに来てくださいました。彼女はアースデイマーケットと、その周辺にある
コミュニティを知りたいと言いました。そこで、アースデイマーケットの参加者の中でも特徴的なコミュニティに取材に
行ってもらうことにしました。今回はその1件目。茨城県は石岡市。ひとつの自治体からアースデイマーケットに出店
される農家さんの数は現在5件でトップです。その中で、今回WWOOFなどで海外交流豊富な大津さんのマナ農園さんに
取材に行っていただきました。
以下、エミリーさんのレポートです。
この日マナ農園に集まったのは、有機農家のマナ農園の大津謙さん、たまたま取材に来ていたテレビ朝日のカメラスタッフの方、香港から訪ねて来ている二人のWWOOFというオーガニック農業体験の組織の参加者、そして私。低いテーブルの周りで木箱の上に座りながら、5人はお菓子とお茶をいただきながら談話をしていました。マナ農園の大津さんが隣に座っていたテレビ朝日のディレクターに頼みました。正直な笑顔で、「有機農業のドキュメンタリーを作って。そうしたら、いいなぁ」と大津さんが言いました。私は彼に聞きました、「そんなドキュメンタリーがあったら、何を伝えたいですか?」。大津さんは少し考えた後でこう答えました、「有機農業とは何なのか、有機農場はどんな所なのか、有機農家はどんな人達なのか、有機農家の生活はどんなものなのか。そういったことを伝えたい」。この記事は私が訪ねたマナ農園の例を通して、ほんの少しその大津さんにとって重要な有機農業についてお伝えしたいと思います。
朝早く、大津さんが石岡駅から最寄りのバス停まで私を迎えに来てくださいました。車の窓から見える石岡の素晴らしい景色を背景に、大津さんから農業について話を聞かせていただきました。大津さんによると、日本の全国で460万ヘクタールが農地にとして使われています。その460万ヘクタールの中で、8000ヘクタールしかJASのオーガニック免許を持っていません。海外では日本の有機JASという免許を持っている農場は日本全耕作面積の約半分240万ヘクタールになるそうです。「日本のスーパーなどでJASマークがある商品を見ると、その多くが海外から輸入された商品です」と大津さんは言います。そうは言っても、マナ農園にある茨城県の石岡市では有機農業が盛んです。35年程前にたまごの会(現:暮らしの実験室)という会が石岡にはじめて設立され、その会で有機農家さんがお互いに頑張ったり、支援しあったりしました。たまごの会の参加者の中には、農家として徐々に力をつけ、自分の有機農場をスタートした人も少なくないそうです。そんなすてきな同じ志をもった仲間が数多くいる所では、有機農業という特殊なスタイルに必要なサポートが得られやすいと私は思いました。「隣の畑が農薬を使ったら、皆さんは怒りますか?」と私が聞くと、大津さんは「逆です。我々有機農家はまだ非常に少数派ですから」と答えました。有機農業に従事している仲間が多くいる場所でも、良い事ばかりではなく、現代の日本特有の様々な課題もあるようです。
課題があっても、大津さんは有機農業の日々を楽しんでいます。車で大津さんの自宅に到着すると同時に、愛犬が喜んで挨拶をしに来ました。伺った水曜日は来客が多く、香港から来たWWOOFの二人とテレビ朝日の方もいました。テレビ朝日のカメラスタッフの方は、先週の日曜日のアースディマーケットを取材で訪れ、マナ農園が気に入ったので今回農場を見学に来たのだそうです。私たちが畑から採れたばっかりの野菜の袋詰めの仕事をしたり、いろいろな会話をしたりしている所を彼女に撮影していただきました。大津さんはこれまで様々な仕事をして、多くの国に住んだことがあるそうですが、有機農業が一番楽しいそうです。また、その国際的な経験を生かして、大津さんはWWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms) に参加することを通して、多文化交流を促進したいのだそうです。もちろん、日本人のWWOOFの参加者(ウーファーと呼ばれている人)もマナ農園を訪れ、全体の半分ぐらいの数を占めます。「だれでもここに来る理由を持っています。どんな理由であっても、楽しい時間を過ごすことができます」と大津さんが言いました。
愉快なお茶の休憩のあとで、マナ農園の一つの畑で草取りをしに行きました。ウーファーと一緒にトラックに乗って、笑いながら石岡の田園地方を進むのは気持ちが最高でした。 畑では皆が箱を手に取って、ネギの間に生えている雑草の草取りをしながら大津さんのお話をうかがいました。大津さんによると、日本では輸入された餌を食べている鶏は非常に多いです。大津さんは国内の遺伝子組み換えのされていない材料を使って、鶏のために餌を配合し、消化を良くするために発酵させることもしているそうです。大津さんは「有機農業にとって、チームワークは大切です」と言われました。農家の家族のチームワークだけではなく、地域の農家、近所の人、お客さんとのチームワークも大事だと言われました。「お客さんのこと、お客さんのニーズを分かりたい」と大津さんは述べました。お客さんの顔を見たり、話したりできるアースディマーケットでは、大津さんはお客さんのことを少しでもよく分かるように頑張っています。
お昼ご飯は、大津さんの仲間で、アースディマーケットにも出店しているくわはら農園さんの家をお訪ねしました。ほとんど畑から採れた食材を使って、ゴーヤチャンプル、新鮮なトマト、冷やしそうめん、大津さんの奥さんあやこさんが焼いたマナ農園のカボチャと卵からできたスコーンなどもあり、とても美味しくて季節的な昼食を楽しめました。桑原治子さんにどうしてオーガニック農業をするのですかと聞くと、桑原さんは「有機農業ではなかったら、農業したいと思わない」と答えました。「有機ではなかったら、持続可能性がありません」と付け加えました。大津さんは「持続可能というのは環境やビジネスのことだけではなく、まずは農家のことです。たくさん農薬などを使ったら、農家が病気になることは非常に多いのです」と説明しました。石岡ではタバコを育てている農場が多く、大津さんは何回もタバコの農家さんが病気になってしまう所を見てきました。こんな有機農家さんたちが自分のために、お客さんのために、地球のために頑張っています。
まじめな話ばかりではなく、大津さんは積極的に面白い話も語ってくださいました。すくっと立ち上がり、おどけた仕草で種まきを失敗した時の様子を演じてくださいました。なぜマナ農園の野菜がそんなに美味しいのかと考えた時、大津さんの暖かい笑顔と環境や人々に対する優しい気持ちが十二分に入っているからだと私は感じました。
2009年2月25日
山本菜緒の突撃インタビュー!「自然農園 レインボーファミリー」編
2008年11月26日 第5回 アースディマーケットレポート!
「さてさて、今日のターゲットは誰かなあ?」
獲物を探すように会場内を練り歩いていた山本の目に飛びこんできたもの珍しい看板。
「こせがれネット…?何だか面白そうな予感!」
というわけで今回の突撃インタビューは、有機農業で野菜と卵をつくっている千葉県流山市「自然農園 レインボーファミリー」の代表、笠原秀樹さん。

農業を始めたきっかけは?
2009年から本格的に動きだす「こせがれネット」って、何ですか?
ではでは、農業を始めたきっかけから教えてください。
「父がフラワーアレンジメントの仕事をやっていましてね、もとから自然は身近なものだったんです。高校の頃には環境に興味を持つようになり、大学は林学科へ。卒業後は造園会社に就職しました。そこで環境に対する配慮や接し方を学びましたね。その頃、農的な暮らしを実践するパーマカルチャーにも興味がわき始めて、パーマカルチャーの本場、ニュージーランドのレインボーバレーファームに行きました。そこには本当に幸せな農的暮らしが広がっていて、『自分でもこういう暮らしがしたい!』と心から思ったんです。」
「日本に帰ってきてから、埼玉の小川町にある有機農家の霜里農場へ見学に行きました。それまでは、『農業だけでは食べていけないんじゃ…?』という漠然とした不安があったんですけど、金子さんは『農業だけでもぜんぜん食べていけますよ』とあっさり太鼓版を押してくれた。その後妻も一緒に栃木のウインドファミリー農場に行って1年研修を受け、独立を果たしました。2008年でもう6年目になりますね。」
ふむふむ、レインボーファミリーには、これがこだわり!っていうところはあるんですか?
「うちの農園は、こだわらないところがこだわり。循環型農業をやっているので、鶏糞を肥料に使ったり、無駄なものがでないように心がけていますが、その他のテクニック的な部分は先輩たちに教わった通りにしています。例えば、ニワトリの餌の配合も重要ですが、それよりもニワトリがいかに幸せに育っているかの方が重要だと思うんですよね。なので、環境を整えることを心がけ、農場の規模もあまり大きいものにせず自分たちが無理せず作れる範囲にしています。」
なるほど。農業を始めた当初は、お客様をどうやってゲットしていったんですか?
「無理に消費者を獲得しようとは思わず、口コミで自然と販路が広がっていくのに任せましたね。今はブログとかHPとかアピール方はいくらでもあるけど、やっぱり口コミの方が思いも伝わるんです。例えば、『あの家はお年を召している方がいるから少しずつ野菜が食べられる方がいいなあ。』とか、相手を思いながら野菜を送ることができますよね。顔が見える関係だけでなく、食卓も見える関係っていうのが理想なんです。
うちの農場では、定期的に契約して下さるお客様には、一度うちの畑に足を運んで欲しいなと思っています。本来、食べ物はおのおのが作れれば一番よいもの。しかし、すべての人がそれをできるわけではないので、私たちが食物を代わりに育てている。私たちの感覚では、農家は『家庭菜園代行業』なんだと考えています。なので、消費者の方々も生産者と変わらない感覚で付き合ってくれるといいな、と思いますね。
ふむふむ、本当にその通りですね!消費者にとっても普段食べている野菜のふるさとに訪れたら生産者に対して感謝の心がわいてくるし、野菜がともっとおいしく食べられると思います。
ところで、農家のこせがれネットワークはどういうグループなんですか?
「こせがれネットは、みやじ豚で有名な神奈川県の宮治さんが発起人となって立ち上げた団体で、実家が農家の息子さん、娘さん(こせがれ)を中心に各地の消費者たち、農業に興味のある方、
都心の企業などをつなげるネットワークなんです。
日本の農業を元気にしよう!と思ったときに一番手っ取り早いのは、すでに土地があるこせがれの皆さんに実家の農家を元気にしてもらうことですよね。そこで、農家の後を継ぐことが不安じゃなくなるようにするのがこせがれネットの役割。東京のビジネスパーソンと結託することで販路を獲得したり、もしくは、『実家が農家ではやってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない』という人のために独立を応援したり。ネット主催のイベントで実家の農作物をPRしたり、さまざまな方向から日本の農家を変えていこうとするネットワークを企画しています。2009年3月にはNPO法人化の公式発表会をする予定なんですよ。」
おおっ、それはかなり一大ムーブメントの予感。
農業が若者にとってカッコいいものになったら、絶対日本は変わると思います。そこで山本は追跡取材を決行!
12月に開催された「農家のこせがれネットワーク設立発表会」に潜入してきました。

当日は定員をはるかに超える60名、こせがれの皆さんやリアル農家のかたがた、朝日新聞社など各種マスコミも取材につめかけ、大盛況!すごい熱気に、このネットワークは日本を変える!と確信した山本。大注目ですね。
随時発起人やメンバー、メーリス参加者などを募集しているので、ぜひぜひ興味のある方はこせがれネットワークブログをチェックしてみて下さい
<参考HP>
農家のこせがれネットワークブログ
http://ameblo.jp/kosegarenet/
自然農園 レインボーファミリー
http://rainbowfamily.blog101.fc2.com
「さてさて、今日のターゲットは誰かなあ?」
獲物を探すように会場内を練り歩いていた山本の目に飛びこんできたもの珍しい看板。
「こせがれネット…?何だか面白そうな予感!」
というわけで今回の突撃インタビューは、有機農業で野菜と卵をつくっている千葉県流山市「自然農園 レインボーファミリー」の代表、笠原秀樹さん。
農業を始めたきっかけは?
2009年から本格的に動きだす「こせがれネット」って、何ですか?
ではでは、農業を始めたきっかけから教えてください。
「父がフラワーアレンジメントの仕事をやっていましてね、もとから自然は身近なものだったんです。高校の頃には環境に興味を持つようになり、大学は林学科へ。卒業後は造園会社に就職しました。そこで環境に対する配慮や接し方を学びましたね。その頃、農的な暮らしを実践するパーマカルチャーにも興味がわき始めて、パーマカルチャーの本場、ニュージーランドのレインボーバレーファームに行きました。そこには本当に幸せな農的暮らしが広がっていて、『自分でもこういう暮らしがしたい!』と心から思ったんです。」
「日本に帰ってきてから、埼玉の小川町にある有機農家の霜里農場へ見学に行きました。それまでは、『農業だけでは食べていけないんじゃ…?』という漠然とした不安があったんですけど、金子さんは『農業だけでもぜんぜん食べていけますよ』とあっさり太鼓版を押してくれた。その後妻も一緒に栃木のウインドファミリー農場に行って1年研修を受け、独立を果たしました。2008年でもう6年目になりますね。」
ふむふむ、レインボーファミリーには、これがこだわり!っていうところはあるんですか?
「うちの農園は、こだわらないところがこだわり。循環型農業をやっているので、鶏糞を肥料に使ったり、無駄なものがでないように心がけていますが、その他のテクニック的な部分は先輩たちに教わった通りにしています。例えば、ニワトリの餌の配合も重要ですが、それよりもニワトリがいかに幸せに育っているかの方が重要だと思うんですよね。なので、環境を整えることを心がけ、農場の規模もあまり大きいものにせず自分たちが無理せず作れる範囲にしています。」
なるほど。農業を始めた当初は、お客様をどうやってゲットしていったんですか?
「無理に消費者を獲得しようとは思わず、口コミで自然と販路が広がっていくのに任せましたね。今はブログとかHPとかアピール方はいくらでもあるけど、やっぱり口コミの方が思いも伝わるんです。例えば、『あの家はお年を召している方がいるから少しずつ野菜が食べられる方がいいなあ。』とか、相手を思いながら野菜を送ることができますよね。顔が見える関係だけでなく、食卓も見える関係っていうのが理想なんです。
うちの農場では、定期的に契約して下さるお客様には、一度うちの畑に足を運んで欲しいなと思っています。本来、食べ物はおのおのが作れれば一番よいもの。しかし、すべての人がそれをできるわけではないので、私たちが食物を代わりに育てている。私たちの感覚では、農家は『家庭菜園代行業』なんだと考えています。なので、消費者の方々も生産者と変わらない感覚で付き合ってくれるといいな、と思いますね。
ふむふむ、本当にその通りですね!消費者にとっても普段食べている野菜のふるさとに訪れたら生産者に対して感謝の心がわいてくるし、野菜がともっとおいしく食べられると思います。
ところで、農家のこせがれネットワークはどういうグループなんですか?
「こせがれネットは、みやじ豚で有名な神奈川県の宮治さんが発起人となって立ち上げた団体で、実家が農家の息子さん、娘さん(こせがれ)を中心に各地の消費者たち、農業に興味のある方、
都心の企業などをつなげるネットワークなんです。
日本の農業を元気にしよう!と思ったときに一番手っ取り早いのは、すでに土地があるこせがれの皆さんに実家の農家を元気にしてもらうことですよね。そこで、農家の後を継ぐことが不安じゃなくなるようにするのがこせがれネットの役割。東京のビジネスパーソンと結託することで販路を獲得したり、もしくは、『実家が農家ではやってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない』という人のために独立を応援したり。ネット主催のイベントで実家の農作物をPRしたり、さまざまな方向から日本の農家を変えていこうとするネットワークを企画しています。2009年3月にはNPO法人化の公式発表会をする予定なんですよ。」
おおっ、それはかなり一大ムーブメントの予感。
農業が若者にとってカッコいいものになったら、絶対日本は変わると思います。そこで山本は追跡取材を決行!
12月に開催された「農家のこせがれネットワーク設立発表会」に潜入してきました。
当日は定員をはるかに超える60名、こせがれの皆さんやリアル農家のかたがた、朝日新聞社など各種マスコミも取材につめかけ、大盛況!すごい熱気に、このネットワークは日本を変える!と確信した山本。大注目ですね。
随時発起人やメンバー、メーリス参加者などを募集しているので、ぜひぜひ興味のある方はこせがれネットワークブログをチェックしてみて下さい
<参考HP>
農家のこせがれネットワークブログ
http://ameblo.jp/kosegarenet/
自然農園 レインボーファミリー
http://rainbowfamily.blog101.fc2.com
山本菜緒の突撃インタビュー!「風の谷工房」編
2008/9/14
マーケット内をウロウロする山本の目に、なんだか面白そうな光景が飛び込んできた。
壁と、白いペンキのようなもの…
「これは漆喰ですよ。自由に塗ってみてください!」
「ええっ、いいんですか?」
さっそく塗ってみると、スイスイ塗れて、たのし~い!
施工って、難しいものだと思ってたけど、案外簡単にできちゃうんだ。
これならうちの新居も…(予定ないけど)ニヤニヤ。

というわけで、自分で簡単にリフォームができちゃう「セルフビルド」のさきがけ、
ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨「風の谷工房」にズームイン!
一見ニヒルで話すととっても面白い代表の石鍋明夫さんにお話をうかがいました。
「漆喰塗りはどうでした?」
「楽しかったです!」
「でしょう? こうして楽しく家のリフォームや内装ができるのがセルフビルドのいいところなんです。左官屋さんに頼むと、とっても高くついちゃう。高嶺の存在をもっと身近な存在にしたかったんですよ。逆に自分で塗った方が味があっていいものになったりするんです。実際やることでプロの左官屋さんのすごさも実感できますしね。
風の谷工房では、家の設計からリメイク、庭作りまでお手伝いしています。もちろん、セルフビルドだけではなく、すべてお任せもOKですよ。」
「ナチュラルリフォームって、今までのものとどう違うんですか?」
「一般に手に入る漆喰や珪藻土は、ほとんどが化学物質が入ったものなんです。うちが使っているスイス製の漆喰は、石灰石を加工して作った天然素材のもの。普通の家の壁に使われているビニールクロスよりは高くなっちゃうけれど、シックハウスの原因となっている化学物質を使用していないので、住む人や地球に優しいんです。」
「はは~。明夫さんはどういういきさつで天然素材の家作りに行き着いたんですか?」
「もともとは家のデザインと施工を請け負う会社にいて、施工の現場で働いていました。時代はバブルの全盛期でしたね。その後、内装店の営業などを経てルームクリーニングの会社を立ち上げ、独立しました。ちょうどその頃、在宅介護の必要がさけばれるようになったんですね。住宅もそれにあわせて手すりをつけたり、バリアフリーを重視するようになった。
そこで、自分も住環境コーディネーターの資格をとり、方向性を福祉に向け始めたんです。その時、自分が今までしていた内装をふりかえったら、ビニールクロスもワックスも臭いし、明らかに体にいいものじゃない。自分ももともとぜんそくもちだったのが、アレルギーが再発し始めてしまっていたんです。
ましてや、おじいちゃんおばあちゃんをそんな家で介護していいのかな!? って疑問がわいてきて。福祉専門学校のエコ住宅科に入って、住む人のことを本当に考えた住宅について学び始めました。
「まだそんなにエコって言葉もメジャーじゃない頃ですよね。時代の最先端をいってたんですね。」
「天然素材のリフォームを始めた頃は、周りの住宅関係者から営業妨害と受け取られることもありましたよ。でも、だんだん認知されるようになって、今では逆に周りの方がちゃっかり詳しくなったりしてますね(笑)。
セルフビルドを始めるようになってからは1年くらいだけど、やっと需要が追いついてきましたね。11月には新規オープンの自然食レストランの施工をワークショップ形式で開放していろんな人にやってもらおうと思っているんです。」
「えっ! それ、ぜひ参加させてください!」
「ぜひぜひきて下さい。敷居が高いと思われることを、自分でやる楽しみに変えるためのきっかけ作りをしたいんです。
今は店舗を持っていないので、いずれはオーガニック雑貨店を開くのが夢なんですよ。一部の壁を漆喰の練習ができるスペースにしたら、楽しそうでしょう?」
明夫さんは、お子さんが通っている小学校でも校庭の畑を担当して「自分で食べ物が作れる」ことのきっかけ作りをしているそう。こんなお父さんだったら最高に楽しいなあ。子供心を忘れない明夫さんの試みはまだまだ続く!
次回は内装ワークショップの報告もあるかも?
<参考HP>
ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨 風の谷工房
http://www.kazenotani.info/index.htm
<風の谷工房 おっかけ取材!>
11月にオープンした二子玉川のベジタリアンレストラン&カフェ「万巽(manson)」の開店前に土壁作りワークショップにいってきました!石鍋さん指導の下で初めての土壁塗り挑戦。細かいところはちょっと難しかったれど、コツがわかってくると楽しい!完成したときには感動してしまいました~。(写真は木を塗っているところです)自分で塗った壁はあたたかさが違いますね♪


石鍋さん、店長の新倉さん、ありがとうございました~!」
※「万巽(manson)」ブログに風の谷工房&手作りの内装のことが紹介されています。
http://manson.at.webry.info
マーケット内をウロウロする山本の目に、なんだか面白そうな光景が飛び込んできた。
壁と、白いペンキのようなもの…
「これは漆喰ですよ。自由に塗ってみてください!」
「ええっ、いいんですか?」
さっそく塗ってみると、スイスイ塗れて、たのし~い!
施工って、難しいものだと思ってたけど、案外簡単にできちゃうんだ。
これならうちの新居も…(予定ないけど)ニヤニヤ。
というわけで、自分で簡単にリフォームができちゃう「セルフビルド」のさきがけ、
ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨「風の谷工房」にズームイン!
一見ニヒルで話すととっても面白い代表の石鍋明夫さんにお話をうかがいました。
「漆喰塗りはどうでした?」
「楽しかったです!」
「でしょう? こうして楽しく家のリフォームや内装ができるのがセルフビルドのいいところなんです。左官屋さんに頼むと、とっても高くついちゃう。高嶺の存在をもっと身近な存在にしたかったんですよ。逆に自分で塗った方が味があっていいものになったりするんです。実際やることでプロの左官屋さんのすごさも実感できますしね。
風の谷工房では、家の設計からリメイク、庭作りまでお手伝いしています。もちろん、セルフビルドだけではなく、すべてお任せもOKですよ。」
「ナチュラルリフォームって、今までのものとどう違うんですか?」
「一般に手に入る漆喰や珪藻土は、ほとんどが化学物質が入ったものなんです。うちが使っているスイス製の漆喰は、石灰石を加工して作った天然素材のもの。普通の家の壁に使われているビニールクロスよりは高くなっちゃうけれど、シックハウスの原因となっている化学物質を使用していないので、住む人や地球に優しいんです。」
「はは~。明夫さんはどういういきさつで天然素材の家作りに行き着いたんですか?」
「もともとは家のデザインと施工を請け負う会社にいて、施工の現場で働いていました。時代はバブルの全盛期でしたね。その後、内装店の営業などを経てルームクリーニングの会社を立ち上げ、独立しました。ちょうどその頃、在宅介護の必要がさけばれるようになったんですね。住宅もそれにあわせて手すりをつけたり、バリアフリーを重視するようになった。
そこで、自分も住環境コーディネーターの資格をとり、方向性を福祉に向け始めたんです。その時、自分が今までしていた内装をふりかえったら、ビニールクロスもワックスも臭いし、明らかに体にいいものじゃない。自分ももともとぜんそくもちだったのが、アレルギーが再発し始めてしまっていたんです。
ましてや、おじいちゃんおばあちゃんをそんな家で介護していいのかな!? って疑問がわいてきて。福祉専門学校のエコ住宅科に入って、住む人のことを本当に考えた住宅について学び始めました。
「まだそんなにエコって言葉もメジャーじゃない頃ですよね。時代の最先端をいってたんですね。」
「天然素材のリフォームを始めた頃は、周りの住宅関係者から営業妨害と受け取られることもありましたよ。でも、だんだん認知されるようになって、今では逆に周りの方がちゃっかり詳しくなったりしてますね(笑)。
セルフビルドを始めるようになってからは1年くらいだけど、やっと需要が追いついてきましたね。11月には新規オープンの自然食レストランの施工をワークショップ形式で開放していろんな人にやってもらおうと思っているんです。」
「えっ! それ、ぜひ参加させてください!」
「ぜひぜひきて下さい。敷居が高いと思われることを、自分でやる楽しみに変えるためのきっかけ作りをしたいんです。
今は店舗を持っていないので、いずれはオーガニック雑貨店を開くのが夢なんですよ。一部の壁を漆喰の練習ができるスペースにしたら、楽しそうでしょう?」
明夫さんは、お子さんが通っている小学校でも校庭の畑を担当して「自分で食べ物が作れる」ことのきっかけ作りをしているそう。こんなお父さんだったら最高に楽しいなあ。子供心を忘れない明夫さんの試みはまだまだ続く!
次回は内装ワークショップの報告もあるかも?
<参考HP>
ナチュラルリフォーム&オーガニック雑貨 風の谷工房
http://www.kazenotani.info/index.htm
<風の谷工房 おっかけ取材!>
11月にオープンした二子玉川のベジタリアンレストラン&カフェ「万巽(manson)」の開店前に土壁作りワークショップにいってきました!石鍋さん指導の下で初めての土壁塗り挑戦。細かいところはちょっと難しかったれど、コツがわかってくると楽しい!完成したときには感動してしまいました~。(写真は木を塗っているところです)自分で塗った壁はあたたかさが違いますね♪
石鍋さん、店長の新倉さん、ありがとうございました~!」
※「万巽(manson)」ブログに風の谷工房&手作りの内装のことが紹介されています。
http://manson.at.webry.info

